スペシャルQ&A【崎山つばさ編】

――荒木さんには言ってないけど、感謝していることは?

崎山 ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄~で、僕が演じる「石切丸」とヒロくんが演じる「にっかり青江」はペアみたいなところがあって、二人で芝居するところが多いんです。そこで、僕がわからなかったり迷ったりするところがあると的確にアドバイスをくれるので、それはすごく助かるし安心できます。何を投げかけても、全部ちゃんと返してくれるっていう安心感があって自由にさせてもらってるので、そういう部分はすごく感謝してますし、ほんと勉強になりますね。

――荒木さんに直してほしいところは?

崎山 僕もそうなんですけど、割と何考えているかわからない寄りの人なんですよね。あんまり喜怒哀楽とかも表に出さないし、なんか常にゆらゆら揺れてる感じで。なんていうか……もうちょっと僕をいじってほしい(笑)。「コーラ買って来い」とか言ってほしい(笑)。ヒロくんは優しすぎるから、もう少し先輩風を吹かせる部分があってもいいなと思います。でもそれぐらいですね。だって、ないもん、悪いところ!(笑)

――スマホの今の待ち受け画面は?

崎山 箱根神社の鳥居。撮ってみたらよかったんで待ち受けにしました。2月にオフの日があって、役者友達と二人で箱根神社と九頭龍神社に行って。結構、縁結びが強いパワースポットらしくてお仕事関係でもすごくご利益があるって聞いて、それは行きたいと思って。で、ついでに温泉も入りたいなと(笑)。お参りしたあとに、友達は結構いい役をいただいたらしくて、“ご利益あったー!”って連絡が来ました。待ち受けのロック解除の画面は、写真集で撮影した両親と兄と愛犬と僕の家族写真にしてます。

――あなたにとって愛とは何ですか?

崎山 愛から離れすぎてわかんないな~、ムズ(笑)。でも、僕からしたらやっぱり一番はファンの人、応援してくれてる人への愛だと思うんです。で、ファンの人も僕に愛を持って応援してくれてるっていうのもすごく感じるんです。でも、それはただ愛情を注がれてるってことじゃなくて、嬉しさとか活力とかに変換されるんですよね。ブログに書いてくれるコメントやお手紙を読んだりすると愛が伝わってきて、“ああ、疲れててもやらないといけないな、頑張ろう!”って気持ちになったりする。それが僕の中では今は一番身近に感じる愛かな。ファンの人からの愛。

崎山つばさ 撮影/森田晃博
崎山つばさ 撮影/森田晃博
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――オンとオフのスイッチの切り替え方は?

崎山 僕は目が悪いんで家ではメガネなんですけど、外に出るときはコンタクトなので、コンタクトをつけるとスイッチ入りますね。だから、朝早い移動で新幹線とかに乗るときは、わりとメガネなんですけど、全然スイッチ入んないです(笑)。

 オフは家から出ないことが多いです。テレビ見たり、本読んだり、椅子に座ってボーっとしてたり(笑)。例えば2日休みがあったとしても、どっか行こうって気にならない。その前日に2日分の食材を買って冷蔵庫に入れて、家から一歩も出ないで2日間の3食は自分で作る。無人島生活じゃないけど(笑)。

――生活用品でこだわっているものは?

崎山 家にいるのが好きなので、居心地がいいように部屋のインテリアはすごくこだわってます。最近、カーテンにひと目ぼれして替えたんですよ。ブルー系の無地のやわらかい生地で、閉じるとすごく落ち着くんです。それに合わせてラグを買い替えたりとか。家具を見たりするのが好きなので、インテリアショップにもよく行きます。家具屋さんがたくさんある目黒の家具通りには、休日にメガネで出没してます(笑)。

――人生最後に食べたいものは?

崎山 カレーが一番いい! 最近、カレーと離れてたんですけど、昨日のお昼ご飯でたまたまカレーが出てひさびさに食べて、やっぱりおいしかった。カレーはどんなタイプでも好きですけど、最後に食べたいのは、母親が作るカレーですかね。シンプルなじゃがいも、にんじん、たまねぎ、牛肉か豚肉が入ってる定番のカレーなんですけど、なんか違うんですよ、自分が作るのと。おふくろの味ですね。