「新しい地図」組は若返ったよう

――逆に、「新しい地図」を立ち上げた稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんは顔が生き生きして若返ったとも言われています。ジャニーズ残留組の木村さん、中居さんと、出て行ったメンバーで顔の違いは感じますか?

高須「草なぎくん、香取くんは育毛剤の広告でエッジの効いた髪型を披露したり、年齢を逆手にとって遊ぶほどの余裕を感じさせる。『ジャニーズ事務所』という足かせが外れて若返ったように思えるね。肌の状態がどうこうより、目に力と生気があり、表情も豊かでいい! 逆に木村くん・中居くんはちょっと表情が晴れず、ストレスが多そうに見えます」

――「新しい地図」組は転職成功! といったところですね。ところで、木村さんの顔のパーツで高須院長的に一番気になる老けポイントはありますか?

高須「10代から口角が下がっているタイプだったこともあり、ほうれい線と頬・顎のたるみが気になります。これはフェイスリフト』がオススメでしょう!」

――フェイスリフトはあまりダウンタイム(施術を受けてから回復するまでの期間)もいらず、目立たずにできるものなのでしょうか?

高須「施術箇所は髪の際の目立たない場所だし、ダウンタイムもさほどとらないから大丈夫! 僕も53歳のときにやったけど、今もキュッと上がってるでしょ? もうちょっとたるみきってからグイっと上げると、より効果を感じられると思います」

高須院長が自ら行ったフェイスリフトによる若返り施術。左が施術前、右が施術後
高須院長が自ら行ったフェイスリフトによる若返り施術。左が施術前、右が施術後
【写真】若かりしころの木村、デビュー当時のSMAP、仲良く歩く木村と香取など

――なるほど。ちなみにこちらの施術は一度きりですか?

高須「そんなことないですよ! 気になる方は年に1回くらい、下がった分だけチョイチョイとメンテナンスしています。ちなみに、明日にでも仕事を入れたい! というような緊急時のたるみ対策はウルセラ』、ほうれい線には『ヒアルロン酸注入がいいね」

――いろいろなエイジング対策があるんですね。ところで、木村さんには自然な加齢を生かして“成熟さ”を売りにしていく道もあるのでしょうか?

高須「50歳過ぎてもハンサムだけで売るのはナシ! 逆に白髪もシミもシワも生かした渋い役を演じ、大人の魅力を生かすのがいいと思います。ジャニーズもキムタクが安心して老け役に挑めるよう、いい若手がたくさん育つといいね!」


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや)
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。