近々、第3弾のぬれ煎餅味を発売予定。こちらは、おばあちゃんがぽたぽたとしょうゆ煎餅を作る、懐かしくもなじみのあるイラストが描かれるそう。

「某製菓メーカーの商品に尊敬の念を込め、真剣にふざけております」

オンリーワンのビジネスモデル

『まずい棒』の利益により、今年度はどうにか持ちこたえられる見通し。今後もユニークなオリジナル菓子の発売予定がめじろ押しで、8月には同社を舞台にしたホラー映画『電車を止めるな!~呪いの6・4キロ~』も公開予定だ。

「なにかと“パクり”と言われますが、必ず自虐ネタが入っている。人様を傷つけるわけではないため、OKとしております」

 銚子電鉄が目指すのは、日本一のエンタメ鉄道。

「銚子電鉄にご乗車いただいた方を最大限のおもてなしで迎え入れ、楽しんで帰っていただきたい。『まずい棒』の卸売りをせず、地元(と自社サイト)でしか売らないのは、実際に足を運んでもらいたいから。銚子のシンボルとして、地域経済のハブとして。鉄道を存続させるべく、オンリーワンのビジネスモデルという自負のもと、さまざまなアイデアを今後も出し続けていきますよ!

※価格は注記がない限り、すべて税抜き


《PROFILE》
銚子電気鉄道 竹本勝紀社長 ◎同社の顧問税理士を務めた後、'12年に代表取締役に就任。'16年には電車の運転免許を取得。現在は週に1度は自ら電車を運転している