「20代、30代は駆け抜けました! 今は時間にも余裕ができましたし、“スローライフ”を送っています(笑)。お仕事とプライベートのバランスは、すごくいい感じです」

 そう話しながら可愛らしい笑顔を向けるのは、現在、女優として活躍する飯島直子(51)。昔から変わらぬそのスタイルと美しさに驚いていると、

「全然保てていないです。あんまり近くで見ないで~!(笑)」

 と恥ずかしそうに顔を伏せるが、その姿もまた、可愛らしい。

長渕剛に“言ってしまった”言葉

 そんな飯島が次に出演するのは、長渕剛が20年ぶりに映画主演を務めた『太陽の家』。主人公・信吾の妻・美沙希を演じており、

「長渕さんとは今回の作品で初めてお会いしました。ずっと違う世界の方というイメージがあったので、実際お会いしたときは“あぁ、実在していたんだ”って(笑)。怖そうに見えて、実はとても優しくて。気遣いもすごいんですよ。それでいて、芯がブレない強さもあって、男らしい方でした」

 劇中では、しっかり者の妻を好演。なんと長渕を平手打ちするシーンも……!

「NGを出して、3回も叩いちゃいました(笑)。1回目は私がセリフを噛んでしまい、2回目は長渕さんが目をつぶってしまって。そのとき私が “意外と気が小さいのね”って言ったらしいんです。そんな失礼なこと……全然覚えてないんですけど、ご本人にこの前、言われました(笑)」

 ガツンと家族に言う場面もあるが、飯島自身はあまり人に強くは言えないタイプだそう。

「私もああやって言えたら、ストレスもないんですけどね(笑)。人を正すとか叱るのって、すごくエネルギーを使うじゃないですか。私はそういうことから、つい逃げ腰になっちゃう。だから強い女性というものに憧れます