宮崎「『ガキ使』で前向きになれました」

原田 わかります。僕も(司会を務めている)『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、自分のスキャンダル記事を読み上げましたから……。それに、2年間も期間があいてしまうと、余計に出づらくなりますよね。

宮崎 そうなんです。特に初めのころは、夫婦で番組に呼ばれていたので、嫁は上がり、私は下がるという構図。当たり前なんですけど、その構図で逆ギレしなきゃいけないパターンもあって、精神的にツラい時期もありました。

 でも、何回も斬られにいくうちに、世間のみなさんの反応も変わってくるんですよね。スタッフさんも最近は「申し訳ない」という空気になってきて、気持ち的にもラクになりました。最近は、すべてを受け止めて「あのことがあってよかった」と思えるようになりました。もちろん、いいことだとは思ってないですけどね。

原田 宮崎さんは達観してますよね。僕も、スキャンダルを起こさない人生よりも、今の人生のほうが充実していると思うんですよ。

宮崎 わかります。開き直っているわけじゃないけど、過去の過ちがあったからこそ、今の自分がいる。一生忘れられない反省材料があるからこそ、これからの人生が楽しみになりました。

原田 僕も同じ気持ちです!

宮崎 それこそ、昨年の大みそかに原田さんと出させていただいた『笑ってはいけない 青春ハイスクール24時』(日本テレビ系)なんて、何もなかったら呼ばれませんからね(笑)。放送後には、いろんな反響やコメントをたくさんもらって、さらに前向きになれました。

原田 アハハ! あのシーンの、宮崎ご夫妻の存在感は半端じゃなかったですよ! どんなコメントが来たんですか?

宮崎 友達から、「最高!」「まさかあそこで出てくるとは!」っていうメッセージが、50件くらい届きました。録画してあとで見ているのか、数日間にわたって送られてきましたね(笑)。

原田 ご友人たちにとっても、かなりのインパクトだったんですね。宮崎さんとは撮影の日が初対面で、僕は当日の衣装のままご挨拶に行きました。

宮崎 そうそう、感動しました! 本番はものすごく緊張して、2行だけのセリフを手にメモしたんですけど、汗でにじんで読めませんでした(笑)。