飼い始めた直後に、奇形が見つかったミニチュアダックスフントの将来は……?
飼い始めた直後に、奇形が見つかったミニチュアダックスフントの将来は……?
【写真】小宮山院長が診察した顔面が血だらけになった猫、腫瘍が壊死したハムスターほか

奇形が見つかったペットとどう生きる?

 4日目の夜の11時には、まだ小さいミニチュアダックスフントのクゥくん(2か月・オス)が西東京市から。

「先日、ペットショップに行ったら、この子がいきなり私のバッグにすがりついてきて、なついてきたんです」

 と飼い主。そのわずか1週間後に突然、咳き込むようになり、病院へ。

 検査の結果、気管に先天的な奇形があり、長くは生きられないこともわかった……。

 ペットショップによっては、“交換”してくれるが、飼い主は悲嘆に暮れるばかり。

「この子が来て、わずか1週間ですが、もちろん可愛い。でも、今後、飼い続けるとしたら、部屋の温度調節、食事や通院などの手間もかかりそう。娘も私も昼間は仕事で家を空けますから……」

 ときにはそんな慟哭(どうこく)や、元気になった鳴き声が交錯しながら、動物たちの「ER」は受け入れを続ける。