ド緊張の紅白歌合戦初出場

 時短するほど忙しくない、と言いつつ、キャイ〜ンは結成後すぐに売れっ子の多忙なコンビになった。ココリコ、よゐこ、ナインティナインたちとは同じ世代、お笑い第4世代と呼ばれて一時代を築く。『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』では、企画から派生したユニット、ブラックビスケッツで天野が、ポケットビスケッツでウドがNHK紅白歌合戦にも出場した。

天野 紅白は緊張しましたよ〜。南原(清隆)兄貴が、“緊張すんなよ、大丈夫だから”って声をかけてくれたけど、そんな兄貴の顔を見たら、ガッチガチで(笑)

ウド これは夢か現実か? とNHKホールの天井から自分を俯瞰で眺めている感覚でしたね。千秋ちゃんとビビアン(・スー)さんがめちゃんこ、かわいかったです〜。

天野 こんなところがキャイ〜ンの歴史の序盤ですが、とにかくいろんなことがありましたよ。来年はいよいよ30周年という節目を迎えるにあたり、YouTubeで『キャイ〜ンのティアチャンネル』という番組を始めたので、そこでこれまでの集大成的な企画とともに、新しいこともできたらいいなと。配信系のチャレンジは初ですから。

 配信系のチャレンジといえば、ABEMATVの『7・2新しい別の窓』(ななにー)にもふたりは出演、絶妙な司会進行とトークが絶賛されている。

天野(香取)慎吾くんとは『天声慎吾』からのお付き合い。SMAPというグループが転機を迎えたときに、僕らも何かできたらいいなと考えていたので、“ななにー”の立ち上げで依頼をいただきました。

ウド もううれしくて即答でしたよね。

天野 僕の子どもが生まれたときも慎吾くんはお見舞いにきてくださって。つよぽん(草なぎ剛)は『「ぷっ」すま』で一緒だったんですけど、“ななにー”からは(稲垣)吾郎ちゃんとの付き合いも始まり、あの3人には感謝です。彼らの発信するエネルギーをもらってます。