一緒に参加して楽しめる機会があったらいいな

 ─クイズは解く以上に楽しむもの─。それがこの番組からのメッセージ。楽しいからこそ、頭も柔らかくなり、認知症予防にもつながる。往年の芸能人がクイズに一喜一憂する姿も、明日への活力になる。

岡田 クイズ番組ではありますけど、この番組の肝はゲストの方々です。かつて視聴者のみなさんが、テレビの前で憧れただろうヒーローやアイドル、そういった方々が楽しんだり悔しがったりする姿を見て、再び童心に戻っていただきたいなと。

川野 岡田さんは女性のゲストに対して、どんなにご年配の方でも、名字ではなく下の名前で呼ぶんですねいくつになっても下の名前を”ちゃんづけ“で呼ばれることって、うれしいと思うんです敬いながらもチャーミングなところを発見していく─、そういったことができるのも、この番組のよさだと思っています。楽しい雰囲気をつくるための素敵な潤滑油になっていると思うので、そういった点にも注目していただけたらうれしいですね。

 ─1000回放送では、長寿番組の大先輩である『徹子の部屋』のMC・黒柳徹子から応援メッセージが送られた。「規模を広げてというのは、あまりこの番組らしくはないんですけど」と前置きしたうえで今後の展望を語る。

岡田 僕も芸人をしていますから、舞台に立ったときにお客さんを目の前にして、何ができるのか……そんなことを想像すると、視聴者のみなさんを招いて公開収録や出張収録、そういったこともやってみたい。コロナが落ち着いたら、お客さんと一緒に盛り上がれたらいいなぁと。

川野 視聴者の方からも、「出てみたい」という声をいただくんですね。年を重ねた往年のスターの姿を見て、「私たちとそんなに変わらない部分もあるんじゃないか」とポジティブに感じてくださる方もいます。一緒に参加して楽しめる機会があったらいいなって。それに、岡田さんがどういうふうに仕切るのかも見てみたい(笑)。

岡田 芸人としては腕の見せどころ! 笛の吹きがいもあるでしょう! 収録のたびに、自分の腕を試されていますから、そこで培った経験を視聴者のみなさんと触れ合う機会があるなら発揮しようじゃありませんか!

《どんな番組?》「なぞなぞ」、「過去のヒット商品を思い出す」といった、誰でも楽しめる絶妙な脳トレクイズに、昭和のスター、スポーツ選手、俳優、文化人など多彩なゲストが挑戦。白紙解答、カンニングまがい(!?)の言動など自由すぎる内容&喜怒哀楽をあらわにしてクイズに熱狂するゲスト陣の姿が、「地上波のクイズ番組よりも面白い!」と話題に。1日15分、毎日の脳トレ習慣が身につく、番組と連動したドリルも大好評発売中!(https;//www.bsfuji.tv/noubellshow/)
放送時間 BSフジ 月~金22;00〜22;55 再放送 フジテレビ 月~金4;00〜4;55

川野良子(かわの・よしこ) 1970年、神奈川県生まれ。1993年、ニッポン放送入社。2006年、フジテレビに転籍。ラジオ局のアナウンサーだったことからナレーションを担当する機会も多い。
岡田圭右(おかだ・けいすけ) 1968年、大阪府生まれ。松竹芸能所属。お笑いコンビ・ますだおかだのツッコミ。第2回M-1グランプリ王者。一発ギャグも得意とし、多方面で活躍中。