毎日1分! 快うんマッサージ

目覚めてから布団の中で行うのが継続のコツ!
●腸の押し上げ


 骨盤内に落ち込んでいる大腸を持ち上げてゆらすイメージ。

(1)あおむけに寝て、ひざを立てる
 あおむけになり、足を腰幅程度に開き、軽くひざをそろえて立てる。布団の上でリラックスして行うと腹筋がゆるみ、腸に刺激が届きやすくなる。

(2)左右の太もものつけ根に両手をあて、おへそ方向に持ち上げてゆらす
 両手の指をぴったりそろえて、右もものつけ根に右手、左もものつけ根に左手をあてる。お腹が少しへこむくらいの強さで落下している大腸を持ち上げるイメージで、おへその上まで押し上げるようにゆらす。中央、左寄り、右寄り、と位置を変えながら、押し上げるようにゆらす動作を繰り返す。

朝食前と就寝前に身体をひねる!
●上体ひねり


 便がたまりやすい横行結腸から下行結腸への曲がり角に効果的。

(1)足を開いて立ち、両手を広げる
 足を肩幅よりもやや広めに開き、ぐらつかない姿勢をとって両手を左右に大きく広げる。

(2)上体を左右に大きくひねる
 腕の力を抜き、ブーン、ブーンと左右に大きく回しながら、上体を大きくひねる。ひねるときに息を吐くのがコツ。

『ねじれ腸 落下腸 滞った便がグイグイ出てくる 快うんマッサージ』(主婦の友社)
【写真】2万人以上の腸を診察して“ねじれ腸”を発見した水上健先生
教えてくれたのは……水上健(みずかみたけし)先生
国立病院機構久里浜医療センター内視鏡部長。慶應義塾大学消化器内科非常勤講師(便秘外来)。近著に、日本人の腸の形を解明し、便秘の悩みを解決する方法を著した『ねじれ腸 落下腸 滞った便がグイグイ出てくる 快うんマッサージ』(主婦の友社)など

<取材・文/大貫未来(清談社)>