NY州の弁護士資格を持つ清原博氏も憂色を浮かべる。

「法務助手は定時勤務ですが、時には残業をしたり、仕事を自宅に持ち帰ったりすることもあります。不慣れなうちは日々の仕事をこなすだけで精いっぱいでしょう。試験直前だからといって、事務所側が“勉強のために仕事は休んでもよい”と言えば、ほかのスタッフへの公平性が保たれませんし、受験はあくまでも個人の問題なのです」

 試験の“アウェー感”も小室さんを追い詰めかねない。

新居の総工費は33億円

「リモート形式で行われた前回の試験とは異なり、今回は大規模な会議場に大勢の受験生が集う形式。英語を母国語とする多くの受験生に囲まれると、ライバルがとても優秀に見えます。雰囲気にのまれたり、自信をなくしたりしてしまい、前回以上に実力が発揮しづらいおそれがあるでしょう」(清原氏)

 はたして、小室さんは、こうしたプレッシャーに打ち勝てるのか─。

「合否発表が予定されている4月下旬は、再び日本中が小室さん夫妻の話題で持ち切りになるでしょう。ただ、同時期には秋篠宮家のお引っ越しが控えており、こちらも注目されるのでは」(前出・ジャーナリスト)

'21年11月6日、川嶋辰彦さんの自宅で行われた家族葬を終えた小室眞子さんと圭さん
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 '19年2月に大規模改修拡張工事が着手された秋篠宮邸が完成間近に。

今春にも引っ越される見通しです。改修前の秋篠宮邸は築50年ほどと老朽化が進んでいました。'06年と'11年に改修が検討されたものの、社会情勢などを理由とした秋篠宮さまのご意向で見送られていました」(同・前)

 お代替わりに伴い、改修に踏み切られた秋篠宮さま。

「天皇陛下が皇太子時代にお住まいになっていた東宮御所には、行事などで使用される『檜の間』や『日月の間』といった大広間があります。一方、秋篠宮邸にはそのような大広間はありません。皇嗣は皇太子と同等ですから、東宮御所の規模を参考に増築されたのでしょう」(前出・山下さん)

 隣接する『赤坂東邸』が、渡り廊下でつながれた“新・秋篠宮邸”の延べ床面積は約5500平方メートルにも及び、

「総工費は約33億円です。工事中の仮住まいとして新設された『御仮寓所』の約9億8千万円も含め、これらは国庫から支出されます」(前出・宮内庁関係者)

 秋篠宮さまはかつて、皇室行事『大嘗祭』に公的な予算が充てられることについて、宮内庁に疑義を呈された。

「節約家で知られる秋篠宮さまが、新居にこれほどの国費をかけられる……。必要経費だとわかっていても、金額だけで違和感を覚えてしまうのも無理はありません。理解できない国民からは“高すぎる”といった声が上がるでしょう。悠仁さまのご進学と小室さんの再試験が相まって、引っ越しにも、国民から冷たい視線が注がれることになりそうです」(同・前)

 秋篠宮家に向けて吹き荒れる“春一番”。先案じされる皇嗣妃の胸奥や、いかに─。


山下晋司 皇室ジャーナリスト。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立

小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。専門は、皇族や華族に関わる日本近現代皇室史

清原博 国際弁護士。アメリカの法律事務所で勤務後、帰国して法律事務所を開業