今回の投稿へのコメント欄を見ても、主宰者以外にも倦怠感、食欲不振、高熱、味覚障害といった症状が出ている者がいるが、皆一様に風邪またはインフルエンザだと決めつけていた。

 主宰者は「風邪に命をかけてまで、危険な未知なワクチン接種をするのは、本末転倒ですね」ともコメントし、仲間たちとポスティングへの意欲を高めていた。

「マスクしろよ」と非難の声

 こうしたやりとりがTwitter上で拡散されると、

「体調も戻ってないのにビラ配りとかやめてくれ」

「コロナはただの風邪! と叫んでいる反ワクチンの方は重症化してもICUに入らない、送菅拒否まで頑張っていただきたい」

「風邪の時でもマスクはするだろ。インフルエンザが流行ってた時もマスクしてるんだからマスクしろよ」

 といった非難の声があがっている。ノーマスクデモはこれだけではないと前出ウェブライターは続ける。

「アニメ『鬼滅の刃』の人気キャラクター『煉獄杏寿郎』のコスプレをした人物を中心にした団体が1月30日に『ノーマスク山手線周回ゲーム』を開催。改札で警察官や“帰れコール”をするアンチに囲まれる事態にまで発展し、現場は騒然としていました。

 また神輿を担いで《子どもへのコロナワクチン集団接種反対》《ワクチンパスポートは人権侵害》といったプラカードとともに街を練り歩いている様子もTwitter上で拡散されています」

 さらに別の団体により、2月13日以降にも新たなノーマスクデモの開催が発表され、参加者が募られている。

 マスクをする・しない、ワクチンの効果を信じる・信じないは個人の自由なのかもしれない。しかし、風邪かインフルエンザか、はたまた新型コロナウイルスか分からない自己診断で、公共交通機関を使用することはいかがなものか。