なんとなく入ってる保険は見直しを!

 医療保険については、入院や手術になっても高額療養費制度があるので、1か月あたりの医療費負担が一定額でおさまるから医療保険は不要との意見もある。その一方で、年齢を重ねるほどに医療費がかかることも事実。そのため、今回取材した4人中3人が終身型の医療保険やがん保険に加入していた。

 残る品木さんは掛け金が安い共済に加入しているが、「老後の医療保障を準備するため、終身型の医療保険への乗り換えを現在検討している」という。

 4人4様の保険事情だが、誰ひとりとして「なんとなく」で保険に加入している人はいない。保険ひとつひとつに明確な理由をもって入っていることがわかる。

 漫然と同じ保険に入り続けているという人は、お金のプロを見習ってこの機会に一度見直してみてはどうだろう。

お金のプロ4人から学ぶ!保険を見直すチャンス

1. 子どもが生まれた

定期保険や収入保障保険を選んで、割安な保険料で大きな死亡保障をゲット。

2. 家を購入

団体信用生命保険に加入した場合は、もともと入っていた死亡保障を減額する。

3. 子どもが独立

いざというときに備えての高額な死亡保障が不要になるため、死亡保障を削る。

4. 収入が減った

都道府県民共済なら掛け金が比較的割安。保険料を安くしたいなら検討の価値あり。

<取材・文/鷺島鈴香>