目次
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ー しっかりと水けをきるだけで、豆腐はグッとおいしくなる!
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ー 絹ごし豆腐で作る『塩豆腐』 ー 塩豆腐レシピその1『カプレーゼ風』 ー 塩豆腐レシピその2『シーザーサラダ』
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ー 塩豆腐レシピその3『カニカマクリームコロッケ』 ー 塩豆腐レシピその4『カルボナーラ風パスタ』 ー 塩豆腐レシピその5『しらすチーズトースト』 ー 塩豆腐レシピその6『温玉どんぶり』 ー 塩豆腐レシピその7『アボカドとナッツのサッとマリネ』
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ー 木綿豆腐で作る『押し豆腐』 ー 押し豆腐レシピその1『お刺身風』 ー 押し豆腐レシピその2『ハムチーズかつ』
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ー 押し豆腐レシピその3『簡単!ラザニア』 ー 押し豆腐レシピその4『豆腐ときゅうりの中華サラダ』 ー 押し豆腐レシピその5『カナッペ』 ー 押し豆腐レシピその6『みそおかかチーズ焼き』 ー 押し豆腐レシピその7『揚げ豆腐サラダ』

 暑い夏、食卓に上ることが多くなる豆腐。冷ややっこもおいしいのですが、「いつも同じメニューになっちゃう……」というお悩み、ありませんか?

「豆腐をおいしく食べるためのネックは、水分。しっかり水けをきることでうまみが凝縮されて、食感もよくなります。豆腐の値段はピンからキリまでありますが、お安い豆腐でも上手に水きりをすることで、すごくおいしくなるんですよ」と、料理研究家の藤井恵さん。

 藤井さんは管理栄養士でもあり、著書には美容健康に役立つ豆腐のレシピ本も。そこで今回は、いつもの豆腐を手軽においしくする方法を教えていただきました。

しっかりと水けをきるだけで、豆腐はグッとおいしくなる!

「絹ごし豆腐に塩をなじませ、浸透圧で水分を抜く『塩豆腐』は、なめらかな口あたりでまるでフレッシュチーズのような味わいに。木綿豆腐に2kgの重しをしてじっくりと水けをきる『押し豆腐』はギュッと締まり、弾力があってうまみが濃厚です」(藤井さん、以下同)

 水けをとことん抜いているからこそ、つぶすととってもクリーミーになったり、薄切りや細切りにできたり、あえものや揚げものにしても味がぼやけず、生の豆腐ではできない調理がかないます。

 今回のレシピでは、クリーム状にしてパスタにからめたり、細長く切って“豆腐麺”のような食感に仕上げるアイデアも! いつもの豆腐では出せない味わいとバリエーションで、食卓の主役になるボリュームおかずから、おしゃれなおつまみまで、提案していただいています。

「重しを重くして短時間で水きりしようとすると、うまみまで流れ出てしまいます。じっくり24時間おくのがおすすめ。日もちは生の豆腐と変わらないので、買ってきたらすぐ塩豆腐か押し豆腐にしておくといいですね」

 パッケージの賞味期限を目安にして、早めに食べきるのもおいしくいただくポイント。

 生の豆腐では感じたことのない新食感と味わいに、きっと驚くはずですよ。