トリビア3. 家の中の蚊はどくらい生きる?

昼から夕方にかけて吸血するヒトスジシマカ(写真左)と夕方から夜にかけて吸血するアカイエカ(写真右)
【写真】都市部や市街地に多く発生する「ヒトスジシマカ」「アカイエカ」

 家の中にいた蚊を仕留め損ねてしまい、翌日また同じ蚊に刺されてしまったという経験はないだろうか。屋内に侵入した蚊は、何日くらい生きるのだろう。

「蚊にとっては、えさが豊富にある屋外のほうが暮らしやすいことはたしか。はっきりしたデータはありませんが、屋内に閉じ込められた蚊は、洗面所などで水分を得ながら3日ほど生息すると思われます。生息環境の整った実験室では、約4か月生きる個体もあります」

 そういえば、すっかり秋も深まったころに「まだ蚊がいる!」と驚くことがある。

「ヒトスジシマカは12月ごろまで生息することもあります。卵はそのまま越冬し、春になると羽化して成虫となるのです」

 一方、日本全国に生息するアカイエカは、成虫のまま越冬するという。

「ヒトスジシマカとは反対に、秋に成虫になり、4月ごろまで生きています。寒い冬のあいだはおなかに脂肪分を貯め、川の近くの土管や下水の奥など、暗く湿った場所でじっとしているんです。暖かい春に産卵し、そのあとに死んでしまいます」

トリビア4. 蚊に刺されやすい血液型がある?

 にわかには信じがたいが、血液型の種類によって、刺されやすさが異なるという説もある。

「'70年代に、イギリスの研究者・ウッド氏がハマダラカを使った研究を行いました。その結果、O型がもっとも刺されやすく、B型、AB型、A型と続くことがわかりました。'00年代に私がヒトスジシマカによる研究を行ったところ、まったく同じ結果になったのです」

蚊が好む血液型

 O型がもっとも刺されやすく、A型は刺されにくい。いったいなぜ?

「O型の赤血球がもつH抗原が蚊を誘引し、逆にA型の赤血球がもつA抗原が蚊を忌避するのではと想定されていました。ただしこれに反論する統計もあり、正確なところはわかっていません」

 日本では、人口の約30%がO型とされている。

「個人的な思いですが、リーダーシップがあって活発なO型の性格的特徴が、蚊を呼び寄せるのではないかとも思っています(笑)」

 だとすると、A型でもリーダー気質の人は要注意?