トリビア7. 飲酒?運動?蚊が好む三大要素

蚊は人が出す炭酸ガスや皮膚の匂い、温度を感知して血を吸いにくるという
【写真】都市部や市街地に多く発生する「ヒトスジシマカ」「アカイエカ」

 太ってよく汗をかく人にも、蚊が好んで寄っていくイメージがある。これってただの偏見?

「体脂肪量が多く、太っている人が刺されやすい傾向にありましたが、これよりずっと重要なのは、前述の汗などの水分、熱と二酸化炭素の2つを加えたもので、蚊が好む三大要素です」

 つまり、運動後などで汗をかき、体温も高く、さらに荒い呼吸で二酸化炭素を多く吐き出している状態が、もっとも蚊を呼び寄せやすいといえる。

「飲酒後に蚊が寄ってきやすいのも、二酸化炭素への反応が原因と考えられます。動悸や脈拍が速くなるせいで呼吸も荒くなり、飲酒をしていない人に比べて二酸化炭素を多く排出している可能性が高いからです」

 蚊の対策はもちろん、熱中症予防の観点からも、夏の運動は屋内で行うのがベストのようだ。

 蚊の被害を少しでも減らすためには、なるべく明るい色の服を着て、足を清潔にし、屋外での運動は控えたほうがよいことがわかった。さらに、有効な対策はこれ以外にもある。

「日中の激しい暑さは蚊にとっても天敵のため、活動が活発になるのは朝や夕方の涼しい時間帯。特に、日陰を好むので注意しましょう。屋外の作業では、高濃度の蚊よけスプレーを2時間ごとに塗り直すとよいでしょう」

 また、蚊の幼虫であるボウフラは水たまりで発生しやすい。庭やベランダのバケツ、植木鉢の受け皿などに水が溜まったままにならないよう、こまめにチェックを。

 梅雨明け前から早めの対策で、本格的な蚊のシーズンに備えよう!

<取材・文/植木淳子>