『ケイジとケンジ』は後釜候補!?

『ケイジとケンジ』は2020年1月クールに放送された刑事ドラマ。所轄に配属された体育会系の刑事を桐谷健太(42)が、東大法学部卒のエリート検事を東出昌大(34)が演じ、対照的な2人がタッグを組み、横浜の地を舞台に難事件に立ち向かっていくというストーリー。現在、綾野主演の『オールドルーキー』も手掛ける人気脚本家の福田靖氏による書き下ろしオリジナル脚本作品だった。

「『ケイジとケンジ』は『相棒』と同じバディものの刑事ドラマ。そして同作品はまさに、『相棒』の“後釜”として想定された作品だったといいます。今回の週刊文春の記事にもありますが、水谷さんは数年前から『相棒』の幕引きについて制作サイドと話し合っていたとのこと。そう考えるとやはり、『ケイジとケンジ』には“次の『相棒』”として大きな期待があったのでしょうね。

 放送枠がテレ朝の『相棒』と並ぶ超ヒットシリーズ、米倉涼子さん(46)の『ドクターX』と同じ木曜日21時だったことからもそれが伺えます。同ドラマは初回、2020年1月16日の放送回では世帯視聴率12.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と絶好のスタートを切ったのですが……」(前出のワイドショー関係者)

 しかし、2話目の放送日となる1月23日、主演のひとり東出による、女優・唐田えりか(24)との3年にも及ぶ不倫が『週刊文春』に報じられてしまう。

文春の発売日前からこのニュースは大きな話題になっていました。そして、その後、この不倫報道はとてつもなく大きなものになっていき、東出さんは妻の杏さん(36)と離婚をし、さらには所属事務所から“クビ”を言い渡される展開となっていくのですが、当然、当時放送中の連ドラ『ケイジとケンジ』にも多大な悪影響を及ぼしました。

 2話目、2020年1月23日放送回の視聴率は9.7%と2.3ポイントも急落。そしてその後も上向くことはなく、全9話の平均視聴率も二桁に届かない9.9%で終了してしまいました。

 視聴率が伸び悩んだことも大きいでしょうが、日本中を揺るがした世紀の不倫劇の主役のドラマをシリーズ化させるわけにはいかない。“『相棒』の後釜”の話は、瞬く間になくなっていったそうです。当然ですが当時、テレ朝の上層部は、東出さんに対して怒り心頭だったという話ですね……」(前同)

 “次の『相棒』”計画が世紀の不倫で立ち消えとなり、それから2年が経過。そしていよいよ『相棒』終焉のときが迫ってきたわけだ。果たして、テレビ朝日が取る次なる手段は――。