こうした状況に対し、ネット上では、

《娘さんにどう説明するんでしょうか?》

《もうブログで余計な事言わない方がいいと思うのですけど。そのうち娘さんの目にも当然入ってくるのでは?》

《一刻も早くあびるさんの娘さんをここから救ってあげないと! こんな環境で子育てなんてとんでもないです!》

 と、Aちゃんに対し心配の声があがっている。

専門家が回答「あびるさんが引取るべき」

 このような現状を鑑みて、Aちゃんは才賀とあびる、どちらと暮らした方が良いのだろうか。

 児童相談所での勤務経験豊富な家族問題カウンセラー・山脇由貴子氏はこう話す

「裁判所が親権者をあびるさんとしたのなら、裁判所が調査をきちんとしているはずなので、当然、あびるさんが引き取るべきです。才賀さんが子どもを渡さないのは『違法』と言えるでしょう。

 さらに、才賀さんとパートナーの生活が不安定であれば、なおさらあびるさんのもとでの生活が良いと考えられます。

 しかし、才賀さんが引き渡しに抵抗し続けているにも関わらず、強制的に子どもをあびるさんの所に連れて行くことが出来ないのにはなんらかの事情があるのかもしれません」

 こうした状況に対し、山脇氏は続ける。

才賀さんの言葉の影響もAちゃんは受けているでしょうし、才賀さんとパートナーとの生活が長ければ、すぐにあびるさんとの生活になじめない可能性もあります。

 そういったことを考えると、理想的には、一度児童相談所で一時保護し、子どもの状態を見ながら、あびるさんとの交流を重ね、あびるさんの元での生活になじめるかを確認した上で引き取る、という流れが良いと思います。

 しかし、児童相談所は親権争いには関わることができないので、容易なことではありません」

 現実的にどうすることが、Aちゃん、あびる、才賀にはいいのだろうか。

「まずは違法状態を解消すべきが最優先かと思います。才賀さんがあびるさんに子どもを引き渡し、あびるさんとの生活に子どもがなじめない、あるいはあびるさんの酒癖などで子どもへの不適切な養育が認められた場合に、児童相談所が介入。

 あびるさんのもとに戻せない、と判断すれば児童養護施設に入所するということになりますが、その間のAちゃんの心的ストレスはとても心配です」

 山脇氏は最後にこう話す。

「Aちゃんはまだ年齢的にも幼いので、難しい部分でもありますが、はっきりと言えるのは、“子どもの気持ちを誰かがきちんと確認することが重要”ということです。裁判所も聞き取りをしていると思いますが、違法連れ去りが長引いている中、あびるさん、才賀さん、才賀さんのパートナーそれぞれへの気持ちを確認してあげることが大事です」

 あびる、才賀、そしてパートナーの絵莉さん、それぞれが暴露合戦のような状態にあることは、Aちゃんにとって好ましい状況ではないだろう。Aちゃんが安心して暮らせるようになる日は来るのだろうか。

お話を伺ったのは……家族問題カウンセラー・山脇由貴子●女性の生き方アドバイザー。家族問題カウンセラー。横浜市立大学心理学専攻卒。東京都に心理職として入都。都内児童相談所に心理の専門家として19年間勤務。2006年現代のいじめ問題の核心をついた『教室の悪魔』(ポプラ社)がベストセラーとなり、以後全国的に講演活動を行う。
山脇由貴子心理オフィス https://www.office-yamawaki.net/