自分流でOKだからストレスなく減らせる

 髪にとってデメリットが多いシャンプー。キッパリと使うのをやめて、湯シャンにすべきか……。

「もちろん、髪と頭皮にとっては湯シャンがいちばんです。でも、湯シャンは挫折する人がとても多いんです」

 いきなりお湯だけで洗うと、過剰になっている皮脂が取りきれず、ベタついたり、髪が皮脂でぺちゃんこになったりと不快な状態になりやすい。ニオイやフケ、かゆみや赤みが発生することも。

「そこをがまんして続けていれば皮脂の分泌量も減ってきて、それらの症状はおさまってきます。けれども、それまで不快症状に耐えられるかどうか。そのため、徐々にシャンプーの量や回数を減らす、減シャンがおすすめです」

 1回あたりのシャンプーの量を減らしたり、シャンプーの回数を減らしたりと、自分ができる範囲でシャンプーを減らし、化学物質による悪影響を緩和させようというもの。

「減シャンは自分でさじ加減ができるのがいいところ。かゆみやベタつきが出たら、いったん元に戻す……など自由。大切なのは続けること。すぐに髪が激変することはありませんが、徐々にきれいな“素髪”が育ってきます。ストレスのない範囲で、本来の美髪を取り戻してください」