俺の生命保険はお母さんには渡すな

「父親が遺言を残していて、そこには《俺の生命保険はお母さんには渡すな。子どもたちで分けて管理しろ》と書いていた。母親がそのことを愚痴って話していたのを聞いたことがあります」

 父親がなぜ、長年連れ添った妻に資産を分与したくなかったのか。前出の高校の同級生がこんなヒントを口にしていた。

「お母さんはずいぶん昔から精神を病んでいたとも。そのせいか、潮理くんは結構、ガミガミ言われていて嫌だったみたい」

 父親が亡くなって収入が途絶えた母親と潮理容疑者は、生活する金に困っていたという。

「潮理くんのバイトの収入では、家賃を払うのがやっと。さらに祖父の家賃や老人ホームの支払いもあるしね。車も軽自動車の1台だけになってしまった」(前出・知人)

 警察の発表では、潮理容疑者の容疑はいまのところ死体遺棄だけだが、近いうちに殺人に切りかわるだろう。容疑者と母親の間に一体何が起きたのか、真相究明が待たれる。