床バレエのベースである「バーオソル」というエクササイズを知ったのも、このころ。

「バーオソルは立たずに床でバレエに必要な筋肉を鍛えるエクササイズ。トップのバレエダンサーが皆やっているのを見て私も実践したところ、驚くほど筋肉がしなやかになり、高くジャンプできるようになりました」

「床バレエ」を日本に普及

 短時間で姿勢がよくなり、バレエダンサーのような美しい体形になれるとあって、バーオソルは、フランスの一般女性からも大人気。

竹田純さんの著書『マネしたらやせた!30秒だけ床バレエ』(講談社)
竹田純さんの著書『マネしたらやせた!30秒だけ床バレエ』(講談社)
【写真】竹田さんとクリスさんの仲良しショットが美しい

「一方、当時の日本ではバーオソルはまったく知られていませんでした。そこで帰国後に指導を始めるとともに、本を出版したところ、テレビや雑誌など多数のメディアで紹介され、大きな話題となったのです」

 竹田さんは指導を続ける中で、運動が苦手な人や高齢者でも簡単に実践できるように、バーオソルをアレンジ。

「名前が覚えにくいという声もあったので、気軽に取り組んでもらえるように『床バレエ』と名づけました。指導者育成にも取り組んでいて、今後、床バレエはますます日本に定着していくと思います」

 もうひとつの人生の転機がクリスさんとの出会い。

「クリスと出会ったのは7年前。私のほうはほぼひと目ぼれの状態でしたが、クリスには当時、別のパートナーがいたので、しばらくは恋心を抑えつける苦しい日々でした」

 そのため、当初はSNSのアカウントを交換するにとどめ、クリスさんから仕事などの相談があればアドバイスするだけの関係を続けた。変化が訪れたのは3~4か月後。

「クリスがパートナーと別れたんです。でも、だからといって別れのショックで落ち込んでいるクリスにアプローチすることなどとてもできず、ここでも高まる気持ちを抑えるのに必死でした」

 しかし気持ちはやはり伝わっていたのかもしれない。

「クリスのほうから食事などに誘ってくれるようになり、共に過ごす時間が増えて、とうとう一緒に住むことに。自然にパートナーの関係になれたのです」