いつもの動作を逆手で行うだけ!

 人が身体を動かすとき、脳の運動を司る部分が活性化。特に筋肉の種類が多い手指は、細かい動きをすることで脳を効率的に刺激できる。

「利き手と逆の手を意識的に動かすと、右脳も左脳も偏りなく刺激できて、認知症を予防する効果が期待できます」

 と、脳内科医の加藤俊徳先生はすすめる。

「歯磨きやコップを持つ手を利き手と逆にするほか、短い日記を利き手と逆の手で書くのもいいでしょう」

ワザ13:「左手で1行日記」

 利き手と逆の手が脳を活性化

【やり方】

 利き手と逆の手で日記を書くだけ。短くてもいいので、日付とひと言コメントを。

「出来事や景色を思い出す」「利き手と逆の手で書く」という2アクションで脳を活性化させる。

《ポイント》午前中に行うのがベター。早い時間に脳を活性化させると、脳の覚醒時間が長くなり、認知症予防に

加藤俊徳先生●脳内科医。加藤プラチナクリニック院長。独自開発したMRI脳画像法を用いて、胎児から104歳まで、1万人以上の脳を診断、治療。『すごい左利き』(ダイヤモンド社)など著書も数多い。
加藤俊徳先生●脳内科医。加藤プラチナクリニック院長。独自開発したMRI脳画像法を用いて、胎児から104歳まで、1万人以上の脳を診断、治療。『すごい左利き』(ダイヤモンド社)など著書も数多い。
【写真】一生歩ける足にするために、名医が教える簡単「パカパカ体操」
教えてくれたのは……加藤俊徳先生●脳内科医。加藤プラチナクリニック院長。独自開発したMRI脳画像法を用いて、胎児から104歳まで、1万人以上の脳を診断、治療。『すごい左利き』(ダイヤモンド社)など著書も数多い。
文/山中千絵(清談社) イラスト/榊原ゆう