夫の浮気を許せる? 広末が対談で語ったこと

 有名女優と無名のアーティストの夫婦ということで再婚当初から“格差婚”と揶揄されつつも、家族仲は一見良好に見えた。例えば、2022年4月に出版された初のエッセイ集『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』(宝島社)では現在の夫・キャンドル・ジュン氏(48)に触れ、頼りがいのある夫として尊敬の念を示している。

《私のたったひとりの最高のパートナーは、私が“強くて弱い”ことを知っている。勝ち気で負けず嫌いで男勝りな私が、中身は心配性で泣き虫なただの子どもであることも許してくれている。そのうえで、いつも対等でいてくれる。“強い人”であり、私より強くならずにいてくれる彼のことを、私は、愛し尊敬している》

 さらに、「第14回ベストマザー賞2022」の芸能部門で受賞を果たした広末は、昨年5月6日の授賞式で子どもたちの存在の大きさに、涙ぐみながら感謝を伝えていた。

《髪を振り乱して日常生活をして疲れちゃうこともなかったわけではありませんが、今があるのは間違いなく、子どもたちの存在のおかげだと思っています。子どもがどれだけ原動力になって、勇気になって、力になってくれたかということは世の中のお母さんたちは同じように感じられると思います》

 しかし、昨年末には家族関係に暗雲が立ち込めているともとれる発言も……。昨年12月、広末は40代女性向けのファッション雑誌『STORY』で寺島しのぶと対談している。2人は作家・井上光晴の夫婦と瀬戸内寂聴をモデルに男女の三角関係を描く映画『あちらにいる鬼』(2022)で共演。映画になぞらえて、夫婦や大人の恋愛について赤裸々に語る企画だった。

 対談中、寺島から投げかけられた「旦那さんが浮気したら許せる?」との問いに広末は、

《うちは、多分浮気はしない気が……します。されては、困ります(笑)》

 と回答。また、寺島が夫の“色気”が無くなってきていることに不満を漏らすと、広末は真逆のエピソード展開。

《うちは逆かもしれません!(旦那さんに)『香水とかつけた方がいいよ』って言われるんです。私、鼻が良くて自分の香水で酔っちゃうから普段は全然つけられないんですけど『そういうの女性として大事だよ』って(苦笑)》

《うちの旦那さん、私より断然ロマンチストなので。子どもが生まれてから、育児に追われていた時期に、『魔法が解けちゃったんだね』って言われて、『え?私、魔法をかけてたんですか?』って(苦笑)》

 いくらロマンチストとはいえ、育児に奔走する妻に対して《魔法が解けちゃったんだね》という発言は酷かもしれない……。しかし、続けて広末は衝撃の発言をする

《夫婦や婚姻って、いったい何の意味を持つのだろう。この映画(『あちらにいる鬼』)を演じ終えて、そう考えさせられました》

 と、“夫婦”というものについて疑問を持つかたちで締めくくっていたのだった。

 今回の不倫報道は果たして真実なのか──夫婦の今後が今、問われるとき。