「やりたいことはもちろんあるんですけども。そんな看板立てては正直、言いたくないこともあって」

二宮「(やりたいことが)あるのね? じゃあ、いいよ」

菊池「それを追いかけて、ってこと?」

岸「そうですね」

岸の退社を心配していた二宮

 最後まで“進路”は明かさなかったものの、岸自身の口から「やりたいことがある」と聞いた二宮は、ようやく納得した様子で“矛”を収めたのだった。

「『ジャニの』メンバーからも可愛がられている岸くんだけに、ニノは心配していたんですよ」とは、ジャニーズ事情に詳しい芸能ライター。

「岸くんはいわゆる天然の愛されキャラで、Jr.時代から先輩にイジられるのは通常運転。それにファンも気にしている“進路”をニノたちだからこそ聞ける、また岸くんも彼らには話したかった気持ちもあるのだと思います。

 ニノは決して“辞めること”を責めたのではなく、“やりたいこと”があっての退社後のビジョンを持っているかを確認したかったのでしょう。その上で、たとえ進路がTOBEだったとしても応援する、むしろタッキーに“岸をよろしく”と喜んで送り出すと思いますよ」

 自身もグループ活動ができない状況にあるからこそ、後輩たちの“分裂”に気を揉んでいたのかもしれない。