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ー 山梨では知らない人はいない大スター

 12月7日、結成15年以内の漫才師ナンバー1を決定する『M-1グランプリ』の準決勝が行われ、ダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、モグライダー、令和ロマン、さや香、真空ジェシカ、ヤーレンズの9組が決勝の切符をもぎ取った。

決勝常連のオズワルドやロングコートダディが敗退する波乱ぶりでした。ただ決勝に駒を進めた9組は会場でも大爆笑を取っていたので、準決勝を鑑賞した人なら納得のメンバーになっていると思います」(お笑いライター)

山梨では知らない人はいない大スター

 決勝初進出が5組とフレッシュな顔ぶれになったが、その中に業界関係者の間で優勝候補の1組として期待されているコンビが。

「9組とも大ウケでしたが、中でもダンビラムーチョの受け方は2020年に優勝したマヂカルラブリーを彷彿とさせるものでしたね。決勝で披露するネタもおそらく歌がメインの正統派ではない漫才になると思うので、決勝当日は再び“漫才漫才じゃないか論争”が起きてしまうのでは」(放送作家)

 お笑い通以外にはあまり名前が知られていないダンビラムーチョだが、「優勝できなくても仕事は激増するはず」と放送作家は期待を寄せる。

YouTubeでは“野球部あるある”のショート動画を多数アップしていて、数年前に一部でバズった過去も。ボケ担当の大原の地元である山梨では2016年からレギュラー番組を持っていて、山梨では知らない人はいないほどのスター。日本テレビ系『秘密のケンミンSHOW極』のような番組で、山梨代表としても重宝されそうです

 バラエティー番組でもイジり甲斐があるキャラクターだという。

「大原はパチンコが大好きで、チョコレートプラネットの人気YouTube企画『マネーのクズ』に出演したこともある“クズ芸人”の一面も

「首を絞められても歌える」というネタを披露するダンビラムーチョ(ヨシモト∞ホール公式YouTubeより)
「首を絞められても歌える」というネタを披露するダンビラムーチョ(ヨシモト∞ホール公式YouTubeより)

 大原の歌唱力を生かしたネタが多いのですが、“首を絞められながらでも歌える”というネタを劇場で披露した際、ツッコミ担当の原田が力を入れすぎて、ネタ中にマジ失神をしてしまう……という伝説があるんです(笑)。動画も残っているので、バラエティー番組では“イジられポイント”になりそうです」(前出・お笑いライター)

 ほかにも昨年の敗者復活戦で2位と惜しくも決勝進出を逃した令和ロマンがリベンジを果たすなど、見どころの多い決勝戦。今年シンデレラボーイになるのは果たして……?