「子どもと話したり、遊んだりはできるものの、指導がほとんどできなかったから、あくまで担任の先生の補助でしたね。子どもが好きなだけでできる仕事ではないので……」(同僚だった教諭)

 幼稚園をやめてからは、アルバイトを転々としていたという。そんななか去年、私生活で大きな変化が。

赤ちゃんの“パパ”は「来なくなった。きっと別れた」

「お姉ちゃんは嫁いでいたから、家族は美雨ちゃんと父親の二人だけ。でも父親とは仲が悪かったから、長年、祖父母の家にいたんです。祖母はずいぶん前に亡くなっていたんだけど、祖父も昨年他界されて……。それでも父親の家には住まずに、祖父母の家に愛犬と一緒に暮らしていました」(容疑者の知人)

 容疑者が妊娠していたことには気づかなかったという。

「165センチでかなりふくよかな体形だったというのもあってね」(同・知人、以下同)

 男児の“パパ”については、

「少し前に、大学生っぽい男が美雨ちゃんのところに車で通ってきていたので、その彼なんじゃないかな。ただ、4か月ぐらい前からは来なくなったから、きっと別れたんだと思います」

 捜査関係者によると「動機についてはまだ供述していない」という。前出の知人は、同情する部分もあるとも。

「赤ちゃんの父親がいなくなって孤独だったんだと思う。かわいそうに」

 消えた“パパ”にも、事件の責任の一端はあるだろう。容疑者のSNSのプロフィールには《男児1児の母》と記されていた。もう一度、ママをやり直すことはできるのか。