大崎さんが実感した後悔しない施設選び【5か条】

(1)事前にしっかり見学!利用者の表情もチェック

 多くの人が施設スタッフと笑顔で話しているかなどを見る

(2)介護職員の離職率を聞く

 自信を持って答えてくれるか

(3)施設の人員配置率を聞く

 特養は入所者と看護・介護職員の割合は3対1が基準。1.7対1ぐらいが理想

(4)「重要事項説明書を事前に見せてください」と聞く

 渡ししぶる施設がある。その場合は再検討を

(5)「重要事項説明書」にある利用料金の中の「加算」の明細をチェック

 不明な加算があれば聞く、納得してから入所を

 両親を最初に預けた特養施設は「今考えても残念だった」と話す。大崎さんは気がついたことを自分なりにまとめ、さまざまな施設活用の際の参考にした。

お話を伺ったのは……大崎百紀さん●1969年東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒。元・『週刊朝日』記者、介護福祉士。OL生活を経てライターとなる。著書に『リセットハワイ』『ハワイ式幸せの作り方』などがある。

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取材・文/熊谷あづさ