障害があっても外へ光となる存在になりたい
今後の活動についての展望を聞くと「本業のハンドメイドも大事にしつつ、地元の福岡で障害者の光のような存在になりたい」と言う。
「テレビや講演会、舞台にも立てるパフォーマーになれたら。飲食店兼アトリエのようなものを運営して、いろんな人とのコミュニケーションを広げたいです」と夢を持つ。
同じように障害がある人やその家族から「活動を見て励まされた」という言葉をもらうことも多いそう。
「障害者だからひきこもってなきゃいけないということはないです。この世の中、誰でも気軽に発信できる場が多くあるので、少しでも踏み出す勇気があれば、世界は変わるんじゃないかな」と、何かやりたい人の背中を押す。
この身体で生まれたこと自体に決して後悔はない。
「むしろレアなものに産んでくれた母に感謝です。そして、支えてくれた医学の力や教育環境を与えてくれた先生方にも。どんな環境に置かれても、卑屈にならずにチャレンジできる人でいたい。恋愛や結婚も前向きですよ。ご縁があればいいですね(笑)」
<取材・文/小林賢恵>