実際にこのメソッドを試し、効果を実感したというのがAさん(54歳、女性)。

 痩せたら結婚式を挙げようという思いでこのメソッドに挑戦したところ、2か月でウエストが19.5cm減。ダイエットをしてもお腹まわりの肉が落ちずに悩んでいたが、まるで、自分の手が魔法の手になったみたいと、喜んでいる。

 スリムだけど寸胴で、とくに胸が寂しいのが悩みというBさん(44歳、女性)。

 2か月で下腹が12cm減。それでもバストはしっかりアップし、同性にスタイルを褒められる回数が増えた、と話す。

「ある程度の年齢になると、厳しい減量や運動に励んでもなかなか体重が落ちないと悩む女性は多いもの。

 痩せなきゃと過度なストレスを抱えて日々を送るより、身体についた脂肪をあるべき場所に移し“メリハリあるボディラインをつくること”に意識を変えてみませんか? 夏前の今こそがチャレンジしどきです」

寝たまま家でもできるズボラくびれづくりメソッド!

その1「ウエスト」

その1「ウエスト」
その1「ウエスト」

(1)おへそからこぶし1つ分左の脇腹をつかみ、真横に10秒間ひっぱる(上の写真)。位置を上と下にずらして同じように「つかんで10秒ひっぱる」を繰り返す。計3か所を計3回ずつ行う。

(2)滑りをよくするためボディクリームを塗る。ウエストの左側のお肉を背中からおへそのほうへ両手で交互にすくうように20回、背中から胸のほうへ20回、圧をかけながら手を滑らせる。最後に左手で上から下へ流すイメージで10回圧をかける。反対側も同様に行う。

その2「肋骨まわり」

その2「肋骨まわり」
その2「肋骨まわり」

(1)あおむけで膝を立てる。息を鼻から吸いながら親指以外の4本の指を肋骨の内側に入れ込む。5秒かけて息を口から吐きながら、指を中に入れ込む。

(2)ハの字をイメージして、指を入れ込む位置を少しずつ下のほうにずらして(1)を繰り返す。(1)、(2)を計3回行う。

(3)肋骨を両手で包み込み、肋骨を締めながら3秒かけて鼻から息を吸う。手を緩めながら5秒かけて口から息を吐く。これを計3回行う。

工藤孝文医師のワンポイントアドバイス

ストレッチやマッサージは筋肉そのものにアプローチするのに対して、筋膜リリースは筋肉のまわりの膜にアプローチするという違いがあります。筋膜リリースは正しく行えば身体の動きをスムーズにし、疲れにくい身体がつくれます。強い圧を加えすぎると炎症を起こすことがあるので、ケガや炎症がある部位には行わないこと

教えてくれたのは……

水野さんの著書『40代からのズボラくびれづくり』(あさ出版)※画像をクリックするとAmazonの商品ページにジャンプします。

水野志音さん●痩身サロン、小顔サロン勤務を経て独立。現在、女性のくびれに特化したエステサロンを銀座で経営しながら、女性のきれいにこだわる多彩な活動を展開中。著書に『40代からのズボラくびれづくり』(あさ出版)がある。

工藤孝文医師●福岡大学医学部卒業後、現在は福岡県みやま市の工藤内科にて、地域医療を行っている。『ガッテン!』(NHK)や『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)など、さまざまなメディアに出演。
工藤孝文医師●福岡大学医学部卒業後、現在は福岡県みやま市の工藤内科にて、地域医療を行っている。『ガッテン!』(NHK)や『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)など、さまざまなメディアに出演。

工藤孝文医師●福岡大学医学部卒業後、現在は福岡県みやま市の工藤内科にて、地域医療を行っている。『ガッテン!』(NHK)や『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)など、さまざまなメディアに出演。


取材・文/冨田ひろみ ※写真は『40代からのズボラくびれづくり』から