病んだ細胞が息を吹き返す「究極の食事」の基本
病んだ細胞が息を吹き返す「究極の食事」の基本
【写真】日本の伝統食は理にかなった「究極の食事」の基本

みそ汁+亜麻仁油で最強の健康食

 玄米ごはんとみそ汁。これこそが日本人の「究極の食事」の基本だと知世先生。食の欧米化が進むなか、かつての日本の伝統食は健康において非常に理にかなっているという。

 みそは大豆発酵食品でミネラル豊富。みそ汁に旬の野菜や芋類、海藻やきのこなどを加えれば、それだけで立派なおかずだ。栄養価も格段に上がり、腹持ちもよくなる。

「みそ、漬物、納豆に含まれる発酵微生物は腸内環境をよくするのに欠かせないもの。玄米とあわせて毎日の食事の主役にしましょう」

 そこに加えてほしいと知世先生が力説するのが「亜麻仁油」。オメガ3脂肪酸が豊富で健康によい油としてよく見聞きするようになった。とはいえ低品質のものも多く出回っているそう。有機栽培された亜麻の種子を低温で搾り、中身の見えない完全遮光の真っ黒なビンに未精製のまま詰められたものを選ぶのがポイント。

 加熱NGなので生のままサラダやできあがった料理に回しかけるほか、知世先生のイチオシが亜麻仁油納豆。よく混ぜるとトロッとしておいしくなり、子どもも喜んで食べるとのこと。 

「何をどう食べるかを気にすれば、体調がみるみる変わり、心も元気になります。1日1回は玄米の冷やごはん、具だくさんみそ汁、そして亜麻仁油納豆。今日から実践してみてください」

山田知世先生●医師。杏林予防医学研究所研究員。一般社団法人日本幼児いきいき育成協会(JALNI)理事。京都大学医学部附属病院で研修医修了後、同糖尿病・内分泌・栄養内科専攻医を経て、現在は書籍の執筆、監修、動画出演などさまざまなメディアで活躍中。3児の母。
山田知世先生●医師。杏林予防医学研究所研究員。一般社団法人日本幼児いきいき育成協会(JALNI)理事。京都大学医学部附属病院で研修医修了後、同糖尿病・内分泌・栄養内科専攻医を経て、現在は書籍の執筆、監修、動画出演などさまざまなメディアで活躍中。3児の母。

教えてくれたのは……山田知世先生●医師。杏林予防医学研究所研究員。一般社団法人日本幼児いきいき育成協会(JALNI)理事。京都大学医学部附属病院で研修医修了後、同糖尿病・内分泌・栄養内科専攻医を経て、現在は書籍の執筆、監修、動画出演などさまざまなメディアで活躍中。3児の母。近著に『細胞レベルで老けない!最強の食事』(宝島社TJMOOK)などがある。

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取材・文/井上真規子