また、
「PC内のエッチ画像。数十年前のもので画質が良い。内容がエキゾチック」(香川県・64歳)、「エロ画像のデータ。かなり古いものでマニアック」(岐阜県・66歳)、「スケスケ勝負パンツ。隠れゲイだったのは妻には内緒」(東京都・53歳)
といった、単純に“エロだから処分”するのではなく、内容の特殊さゆえの回答も。それぞれに処分したいと言いながらもこだわりと愛着が垣間見えてしまっているのはご愛敬。
最近の終活で注目される「デジタル遺品」
なかなか処分できず、いまわの際に「アアッ!」とならないようにお願いしたい。
「パソコン」「スマホ」などのほか、「パソコンの中身」「ネットの検索履歴」を挙げたのは約20人。
これらは「デジタル遺品」として最近の終活で注目されている。個人データのかたまりであるスマホの中身を残したままでは死んでも死にきれない人は多いだろう。読まれたくない個人ブログ、SNSなども同様だ。
「検索履歴。何でもすぐにインターネットで調べるので、その直前に何を調べていたかによるが、恥ずかしい場合がある」(静岡県・58歳)、「コメント履歴。見られて困るようなコメントは一切ありませんが、コメントしていることを知られること自体が恥ずかしい」(愛知県・53歳)。
夫のヤフコメの内容や検索履歴など知らずに済むならそのほうがいい。そして、次に多かったのが、過去の女性に関する写真や手紙、日記で、18人が挙げた。
「昔の彼女の写真。捨てられず困っている」(神奈川県・58歳)、「元カノの写真。捨てられないけど、見られたくない」(東京都・60歳)、「ツーショット写真。初恋の人だから」(京都府・78歳)
と今も残る淡い恋心が見て取れる。
「昔の浮気相手の写真。今さら言い訳するのは面倒」(愛知県・62歳)。
こう言いつつも捨てられなかったのは、ロマンチストなのか未練がましいのか。
「何十年分の日記。もちろん妻への文句や、他の女性のことも……」(秋田県・77歳)、これを見つけたら妻も読まずにはおれないだろう。ちなみに「妻からの手紙」と答えたのは1人。その理由は「懐かしさもあるが、当時のいざこざもいろいろと書かれているから」(埼玉県・66歳)。