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ー 効果音を含む26種類の声や擬音を担当
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ー CM公開から1日で累計6000万インプレッション

 

声優やってて一番難しかった役はなんですかってよく聞かれるんですよ。今度聞かれたとき、この仕事を答えようかなって思ってます笑

 とコメントしたのは、声優の山寺宏一だ。

効果音を含む26種類の声や擬音を担当

「毎日ラーメン生活」を送る人気YouTuberのSUSURUが、自作の深夜ラーメンを食べながら、ノンアルコールビール「からだを想うオールフリー」を飲むアニメCMが6月12日から公開された。ところが、CMの最後に流れるクレジットを見てみると、

■キャスト
・主演: SUSURU
・ナレーション: 山寺宏一
・冷蔵庫: 山寺宏一
・フクロウ: 山寺宏一
・時計: 山寺宏一
・麺: 山寺宏一
・海苔: 山寺宏一
・お腹が鳴る音: 山寺宏一
・ガスコンロ: 山寺宏一
・まな板: 山寺宏一
・SNS更新音: 山寺宏一
・ネギ: 山寺宏一
・コオロギ: 山寺宏一

 など、効果音を含む26種類の声や擬音を山寺が担当する前代未聞のCMだと判明する。山寺は『アラジン』のジーニー、『それいけ!アンパンマン』のチーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』の加持リョウジなどを演じた超ベテランの“レジェンド声優”だ。

 そんな山寺をありえないほど使いまくったCMを作ったサントリーに聞いた。

『からだを想うオールフリーがあることで、食事をもっと気兼ねなく楽しめる』ということを多くの方に伝えたいと考えており、『深夜にラーメンをつくって食べながら、からだを想うオールフリーを飲むシーンをアニメで描く』というアイデアを(広告代理店から)いただきました

 とCMのアイデアは広告代理店から得たことを明かし、

そこからさらに、麺を煮るシーン、ねぎが切られるシーン、麺をすするシーンなどを、いかにおいしそうに描けるか、どうすれば一つひとつのシーンをじっくりと見て(聴いて)いただけるかということを考えていく中で、過去に山寺宏一さんが、声でさまざまな擬音を再現されていたことを知り、『山寺さんなら、機械で効果音をつけるよりも、もっとおいしそうな音を演じてくれるに違いない』と考え、山寺さんに26種類すべての効果音を演じていただく表現方法が決まりました」(サントリー宣伝部、以下同)

 山寺は2017年に放送されたアニメ『彼岸島X』最終話・第12話で瓶、丸太、豚汁など一人で50役を演じたことがあるのだ。

山寺さんに効果音を演じていただいたおかげで、おいしそうなのはもちろん、見た方が『ラーメン×からだを想うオールフリー』を食べるときの想像力が掻き立てられるCMに仕上がったのではないかと思っています