党内にも反対の声
その問題発言とは、
「昔の雑誌のインタビューで日本国籍を取得したことについて『今、日本人でいるのは、それが都合がいいからです。日本のパスポートはあくまで外国に行きやすいからというだけのもの(中略)いずれ台湾籍に戻そうと思っています』という発言がありました。この言葉が撤回されない限り、彼女を日本の政治家にしてはいけないと思っています。
Xなどで拡散されているので本人もご存じのはずですが、この発言に関する撤回や釈明はなし。都知事選の後に“国民の声を聞きたい”と言う一方でコメント欄を閉じた人ですから。愛国心のない人に国を任せることがどれほど恐ろしいか」(政治ジャーナリスト、以下同)
国民民主党は山尾志桜里氏の公認をめぐって支持率が急落。立憲民主党はなぜ蓮舫氏の公認を決めたのか─。
「党内で彼女を支持しているのは盟友の手塚仁雄衆院議員くらい。でも最終的に野田佳彦代表が押し切る形で決着となった。蓮舫氏が応援演説などで都議選の議席増に貢献したことを理由に擁立を決めたそうですが、党内は反対の声であふれています。というのも、比例代表で立候補させるわけですから。
小選挙区で戦わせるならまだしも今、立憲民主に追い風が吹いている中で蓮舫氏が立候補すれば当選確実でしょう。となると、蓮舫氏が嫌な国民は立憲民主に比例票を投じないはず。なぜ今、そんなバカなことをするのか理解に苦しみます」
キャスターから政治家に転身した共通点もあり、何かと比べられる小池氏と蓮舫氏。その明暗がくっきりと分かれたようだ。