グループは少なくとも2024年9月に結成され、メンバーは小学校教諭と、中学校教諭とみられる人物ら約10人。
校長と教頭に次ぐナンバー3の主幹教諭
グループを立ち上げて、メンバーを加入させる権限を持っていたのが森山勇二容疑者だ。直接の逮捕容疑は2024年9月ごろ、愛知県内の施設で女児のショートパンツの中の下着を盗撮し、グループチャットにその画像を提供した疑い。勤務する小学校では2205年の春に、校長、教頭に次ぐナンバー3の主幹教諭に昇格したばかりだった。
「森山容疑者は保護者らに配る『学校だより』の作成担当で、学校行事などで児童にカメラを向けても不審に思われないポジションでした。逮捕後は“学校のデジカメで盗撮していました”と手口を明かしています。奥さんも教師で、3人の子どもを持つ父親でもあります。学校では、折に触れて児童の笑いをとるなど、コミュニケーション上手な人気教師だったといいます」(前出・全国紙社会部記者)
森山勇二容疑者が逮捕されると、複数の児童が保護者を通じて、「着替えの部屋から出ると、廊下で森山容疑者に出くわすことが何度かあった」と、証言し始めたという。
人気ぶりが、不審行動の隠れ蓑になったのか。保護者の評判もよく、逮捕を受けた臨時保護者会では多くの保護者が憤慨したという。

小瀬村史也容疑者もまた校内の人気者だった。
2010年4月に採用され、勤務する小学校は3校目にあたる。2023年に着任し、2025年度は低学年のクラス担任と学年主任を兼ねていた。横浜市内のマンションで妻子と暮らす。
「子どもたちには知名度抜群。明るくて元気な先生だからです。逮捕直後、テレビの報道番組で先生の顔が映されると、受け持ちとは別の低学年の子まで“あっ、小瀬村先生だ!”と無邪気に反応したとママ友が教えてくれました。テレビに映っているわけを説明しても理解できないでしょうし、汚らわしくて説明できないと思います」(在校生の母親)
逮捕容疑は2025年1月ごろ、神奈川県内の施設で女児の着衣内の下着を動画撮影し、2月22日にグループチャットに投稿してメンバーに提供した疑い。「自分のスマートフォンで盗撮しました」と容疑を認めている。