地元の男性が、小瀬村史也容疑者について振り返る。
校外学習で生徒たちに伝えていた言葉
「1年以上前、小瀬村容疑者が高学年の児童を引率して、地元商店街の店舗で仕事内容や展望を聞く“校外学習”にやって来たんです。少子化やコロナ禍の影響で苦戦する店舗もある中、児童は店主らにインタビューし、別の児童が動画撮影して“奮闘する商店街”のビデオを作ってくれました。
小瀬村容疑者はインタビュー前に“お互いに緊張しないでやりましょうね”と気持ちをほぐしてくれて、終わると児童たちに“インタビューを受けてもらったんだから、きちんとお礼を言いましょう”と指導していました」
言うべきことは言う教師に見えたという。
「妙なそぶりはなかったし、まともな先生でした。後日、小瀬村容疑者は各店舗にお礼の挨拶回りをするなど折り目正しい印象です。まさか、あの先生が……と、事件に驚いています」(同・男性)
横浜市教委は学校で着替えに使う教室やトイレなどに不審な機器が設置されていないか、市立小・中学校など506校に緊急点検を指示した。
「全教員に毎年、夏休み中に不祥事防止の研修を実施してきました。体罰やわいせつ事件などの事例を通じ、どうすれば防げたかグループでディスカッションするなどして自分ごととして捉えてもらう狙いです。それでも、こうした重大事案が起きてしまい、申し訳なく思っています。小瀬村容疑者は児童や同僚教師とコミュニケーションを多くとるタイプだったようで、児童に冗談を言うこともあったといいます」(横浜市教委・南部学校教育事務所の人事担当者)
小瀬村史也容疑者の逮捕当日は、家族から「今日は体調不良で休みます」と学校に連絡があったという。

愛知県警は、容疑者らのスマホやパソコン、タブレット端末などを押収して解析を進めており、残るメンバーの特定に向け捜査しているという。いずれも人気者だった鬼畜教師たち。“お手本”と信じて疑わない子どもたちに、いったい何をしているのか。