広陵高校野球部の“悪しき伝統”

 広陵高校野球部の“悪しき伝統”が次々に白日の下にさらされている。

「野球部ではなく、学校として広陵高校は9月6日に“オープンスクール”を予定していましたが、“諸般の事情により”中止することを発表しました」

 広陵高校は公式サイトにて、《本校ホームページにアクセスしにくい状態の中で、お申込みにもご苦労されただろうと拝察いたします。それにもかかわらず、このような決定に至りましたことを、心よりお詫び申し上げます》と謝罪。

「正直、サイトへのアクセスがどうのというより、部内にいじめの伝統が残り、指導者すらそれに加担する。それが数十年も受け継がれている。野球部に入らないとて、そんな学校に行きたいと思う学生は少ないでしょう。校長など学校側の説明も、SNSのせいにしたいような口ぶりで首をかしげるものですし。このままでは野球部の存続以上に、学校自体の存続の危機にあるといってもいいかもしれません」

 本件の被害者生徒はいじめを受け、広陵高校より転校している。

 青春は二度と戻らない。学校側は今からでも被害者に適切に対応することが、学校の“今後”として唯一できることだろう。それができずに何が“教育”、何が“愛”か──。