大谷翔平との“ハイタッチ”が話題になり、この男性はポッドキャスト番組『ドジャース・ダグアウト』に出演。
ヤジを飛ばす敵ファンの胸ぐらをつかんで出場停止に
パドレスが本拠地を置くサンディエゴ出身だが、野球に興味がなく、親族や友人のために2万ドル(約290万円)のボックス席を購入。大谷が直近で10打数ノーヒットだと聞き、ヤジを飛ばしていたという。
試合後にも大谷が来てハイタッチをして投げキスをして帰っていったことを明かした男性。大谷のまさかの行動に「俺の完敗。でも楽しかった。彼は史上最高の選手。GOATと直接話せる機会なんかないからね。彼が史上最高と言われる理由がわかったよ」とすっかり虜になったよう。
前出の友成さんは大谷の今回の“ファンサービス”について、このように話す。
「前代未聞です。大谷選手だからできることでしょう。この試合はあの男性に限らず、ずっとヤジがうるさかったです。特に終盤はパドレスが負けていたこともあってひどかった。メジャーリーグにはヤジに対していらだってしまう選手もいて、エンゼルス時代に大谷選手とチームメイトだったレンドーンは、ヤジを飛ばしてきた人の胸ぐらをつかんで出場停止処分に。そういう気性の荒い選手もいる中、大谷選手のような解決方法は異例。称賛すべきことです」
試合後にはチームメイトも賛辞を惜しまなかった。
2024年ワールドシリーズMVPのフリーマンが「翔平がそのファンにちょっとした“別の喜び”をお返しできたことはよかった」と話せば、ロバーツ監督も「あれは素晴らしかった。翔平が自分の人間味を見せてくれたのはよかった」と、絶賛した。
パドレスとは選手同士が一触即発となりそうな事態を大谷が鎮めたこともあった。
「6月17日から20日の4連戦では、お互いに主力選手が死球を受けたこともあって殺伐とした空気が漂っていました。その最終日にスアレス投手が投げた99.8マイル(約160キロ)が大谷選手の右肩付近を直撃。これまでの死球の“報復”だと感じたドジャースの選手たちはベンチを飛び出そうとしましたが、大谷選手が手を上げて制しました。乱闘を避けると、その後に相手チームの選手と談笑する場面も。このときの振る舞いにも称賛が集まっていました」(在米ジャーナリスト)











