天皇ご一家とお話しして自然と涙が出てきた

 多忙ながらも、訪問先やご懇談相手への気遣いを欠かさない愛子さまの交流ぶりは各地で感動を呼んでいる。

 愛子さまが8日に足を運ばれた『やまこし復興交流館おらたる』で、中越地震の復興に関するガイドを務める関静子さんはこう振り返る。

「愛子さまからは“どうしてガイドを始められたのですか?”とか“中越地震の際はどのような被害がありましたか?”といったご質問をいただきました。“地震で私の家は全壊したのですが、避難をして3年ほどで自宅へ戻ることができました”とお答えすると“それは大変でしたね”と、心からのねぎらいのお言葉をかけていただいて……。

 それから、最後に“これからも大変なことがあるでしょうが、お身体に気をつけてください”と言っていただき、大変感動しました。私は15年ほどガイドをしていますが、愛子さまにお会いできて、さらに心のこもったお言葉を頂戴でき、ガイドを続けていてよかったと思えましたし、これからも頑張ろうという原動力をもらえました」

 12日にご両親と訪問された『長崎原爆資料館』では、『長崎県被爆者手帳友の会』で自身の被爆体験を伝える活動をしている中村キクヨさんと懇談された。

「長く語り部として活動をしていることについて、両陛下からねぎらいのお言葉をいただきました。雅子さまからは“これから先もお身体を大事になさってください”とお声がけいただき、ありがたく思いました。

 愛子さまからは“若い人にもご自身の体験をお話しすることがありますか?”というご質問がありました。101歳になって、ご一家とお話しすることができるなんて、この活動を続けてきてよかったとしみじみ感じ、自然と涙が出てきました」(中村さん)

 ご訪問先で垣間見える愛子さまの優しいお人柄に心を打たれる人は多く、その人気は根強い。悠仁さまが成年皇族となられた今も『愛子天皇』を待望する声は依然、根強い。

「昨年、共同通信が行った世論調査では90%が女性天皇を容認するという結果になりました。“愛子さまを天皇に”という声の発端は、秋篠宮家の長女、眞子さんの結婚騒動にあるように思います」(皇室ジャーナリスト、以下同)