悩みに悩んだ子どもの進路

澤井「すごく素敵だと思います。菊地さんは生成AIを使って料理のレシピを決めているとお聞きしましたが、本当ですか?」

菊地「ChatGPTは毎日のように使っていて、料理の献立だけではなく、旅先とかでも利用することが多いです。ChatGPTには『菊地亜美』がプライベートと仕事をどう使い分けているのかも学ばせていて、両方の『菊地亜美』を理解していて、仕事の話のときは『菊地亜美さん』と呼んで、プライベートのときは『亜美さん』と呼ばれるようになりました(笑)」

澤井「“AIをたくさん触っているタレント”というだけで、1つの価値になると思うので、どんどん推していい気がします(笑)。育児の話に戻りますが、育児グッズでおすすめのものはありますか?」

菊地「夏は『エアラブ』という、ベビーカーにつけるシート状の扇風機みたいなものに助けられました!夏はベビーカーが熱くなっちゃって、それでぐずったり、汗だくになることもありますが、そのシートがあると、小さい穴から優しい風が出てきて、ベビーカーの中が涼しく快適になるんですよ。ぜひ使ってみてください。

 あとは、ヒップシートですね。赤ちゃん期は抱っこ紐を使っていたのですが、大きくなってくると使わなくなるじゃないですか。でも、未だに子どもは“抱っこ"をせがんできて…。ベビーカーが邪魔になるような場所に行くときは、ヒップシートがあるだけで全然違いますね」

放送作家・澤井直人(左)と菊地亜美 撮影/佐藤靖彦
放送作家・澤井直人(左)と菊地亜美 撮影/佐藤靖彦
【写真】「身近なママ友でいたい」等身大の自分を語ってくれた菊地亜美

澤井「実は今日、妻に“菊地さんと対談してくる”と伝えたら、便利グッズを聞いてきてほしいと言われたので、ありがたいです(笑)。お受験とかは考えられていますか?」 

菊地「すごく考えましたね。説明会にも足を運んで、何回も夫婦で話し合いました。でも、何回話し合っても、最終的に“うちって受験じゃなくない?”という結論になるんです。

 私は16歳で芸能活動を始めて、夫はサッカーでオランダに留学していた時期があって、ふたりとも自分がやりたいことを見つけてきたこともあって、漠然と“自分でやりたいと言える子に育ってほしい”という思いがあります。なので、うちの方針的には泥臭くやってほしいよねという結論になりました。散々考えた結果、今はインターの道が濃厚かなという感じです」

澤井「なるほど。素敵なお子さんになりそうですね。個人的な話になりますが、実はうちは僕が東京に1人で住んでいて、京都の一軒家に妻と娘とお腹の赤ちゃんがいるんです。今は、2週間に1回、週末金曜日の夜から土日は京都で過ごして、月曜の朝に東京に帰ってくるという生活でして。

 僕自身、仕事をしやすい環境ではありますが、子どもの成長をあまり見られない状況ではあります。今後、仕事をセーブした方がいいのかをかなり悩んでいて…」

菊地「難しいですね…。夫の周りにはそういう環境の方が多いそうで、どこのご家庭も悩んでいらっしゃいますね。

 うちは子どもは2人で完結と思っているんです。そう思うと、急に2人目の赤ちゃん時期が“もう最後の赤ちゃんの子育てなんだ”と悲しくなりましたね。澤井さんと奥さん次第ですが、お子さんの成長を見たい気持ちが強いのであれば、少しおやすみするのもよいのかもしれませんね」