“身近なママ友”でいたい

澤井「なるほど。お答えいただきまして、ありがとうございます!なんでも菊地さんはプロデュースされている『MAMARIAL fes. 2025』というイベントが開催されるとお聞きしました」

菊地「年に1回で、今年で2回目の開催です。昨年は1日だったのですが、今年は2DAYSで行います。普段から、妊娠中のママさんにおすすめの育児グッズを紹介したり、遺伝子検査の話をしたり、困っているママさんたちに“ただ伝えたい、紹介したい”と思うモノ・コトが多くて…。

 それをYouTubeやSNSにアップすると、ありがたいことに反響があって。そうした便利グッズをおすすめできる場が欲しいなと思ったのが開催しようと思ったきっかけですね。日程調整等でマネージャーさんに入ってもらったりしましたが、本当におすすめできる商品を作っている会社に自分でアポを取って、会議にも入らせてもらいました」

澤井「すごく行動的ですね。前のめりになれる仕事っていいなと思います。今はその仕事が1番熱くなれますか?」

菊地「そうですね。アイディアとか全然浮かばないタイプだったのですが、子育てに関しては実体験があるので、湧き出てきます。前回のイベントで嬉しかったのが、澤井さんみたいにそんなに私に興味ない人もたくさん来てくださって…」

澤井「なんてこと言うんですか(笑)。お話したいと思っていましたよ!」

菊地「(笑)。いや、でも仕事ですし、それが普通だと思っているんですよ。昨年、イベントを開催したときに、いろいろな番組のスタッフさんが来てくださったのですが、中には私にそんなに興味ないだろう人もいて。でも、“妻が菊地さんのYouTubeを見ていて…”と奥さんがきっかけで来てくれた人が多かったんです」

澤井「たしかに、この連載を始めて3年ほど経過していますが、初めて妻に“これ聞いてきて"と言われました。2026年も今と同じペースで仕事をやっていけたらいいという感じですか?」

菊地「実は今が1番楽しいんです。もちろんバラエティに出ていたころも楽しかったのですが、毎日何か提供しなきゃという使命感があって、“これがずっと続くのかな”という漠然とした不安はあったんです。でも、今はライフスタイルに沿って、あまり気負いせずに仕事ができているのかもしれません。

 手の届かない女優さんでもないし、プライベートを公表してないタレントさんでもないし、“身近なママ友”くらいの感覚でいてもらえたらと。熱狂的なファンになってもらわなくてもいいので、少しでも気にかけてくださったら本当にうれしいですね」

澤井「肩肘張ってしまいがちな中で、その生き方は素晴らしいと思います。貴重なお話をたくさん聞けて勉強になりました。興味はちゃんとあって、この対談もぼくが菊地さんの名前を出させてもらって決まったんですよ(笑)。本日はありがとうございました!」

菊地「え、そうだったんですね!うれしいです(笑)。ありがとうございました!」


菊地亜美プロデュース『MAMARIAL fes. 2025』はこちら
https://mamarial.com/

『MAMARIAL fes. 2025』公式インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/mamarialfes/