歩いて巡るのもよし、船でお堀を回るのもよし
八雲とセツの物語をたどるスポットとして、押さえたいのが、まずココ。
「小泉八雲記念館と接する小泉八雲旧居です。記念館ではセツの企画展を開催していますので、それを見ていただくと、よりドラマも楽しめるのではないでしょうか。
旧居は、夫妻が実際に住んでいたところですから、当時の二人がどんな景色を眺めていたか、思いを馳(は)せられる場所です」(前出・後藤さん、以下同)
また八雲の面影を感じるには、松江城とその周辺がおすすめだという。
「松江城は現存12天守の一つ。八雲が学生と天守に上った話は有名です。また松江城北側の塩見縄手と呼ばれる通りは、小泉八雲記念館や旧居のほか、武家屋敷など時代を感じられる建物が立ち並んでいます。
この辺りを歩いてみるのもよいですし、松江城のお堀を一周回る“堀川遊覧船”もおすすめです。古きよき街並みが残るエリア、自然が感じられるエリア、近代的な街並みが見られるエリア、と3つの異なるエリアを見て回ることができます」
さらに外せないのが、八雲のインスピレーションを駆り立てた怪談スポットだ。
「月照寺や普門院など怪談の舞台もぜひ訪れてほしいですね。怪談の世界観にどっぷり浸りたい人は、怪談ゆかりの地を語り部とともに巡る『松江ゴーストツアー』に参加してみては」
お楽しみは、やっぱりグルメ!何を食べるべき?
「松江は『出雲そば』の発祥の地ですから、ぜひそばを食べてほしいです。そばの実を殻ごと挽(ひ)き込んだ製法で、黒っぽく香り高いのが特徴です。また茶処、菓子処でもあり、抹茶と和菓子も味わっていただきたいですね」
この秋は、“八雲とセツ”をきっかけに、新しい松江の魅力を発見できそう!
八雲は大の甘党だった!?
甘党の八雲は松江の羊羹(ようかん)がお気に入りで、東京に移ってからも、わざわざ取り寄せていたほど。
松江市内の老舗和菓子店「一力堂」の「ハーンの羊羹」(1本1080円~)は、明治16年に六代目当主が記した製法帳をもとに復刻再現された逸品。餡を多く使用したやわらかい仕上がりが特徴。











