《マナー》「愛らしさ全開のお振る舞い」キーワードは“思いやり”
「愛子さまは、心からのお気持ちを、所作や振る舞いとして自然に表現なさっています」
そう話すのは、マナー解説者の西出ひろ子さん。愛子さまのマナーからはお人柄が垣間見えるという。
「礼儀とは思いやりを型で表現することで、日本では一般的に型を重視する傾向があります。しかし、型を意識しすぎると相手に対する思いやりや自然体な動きが失われてしまい、その結果“心がこもっていない”と受け取られてしまうことも。
愛子さまの表情やしぐさはいつも自然で、常に心からの思いやりを抱かれているのがわかります。思いやりが型となって表れる愛子さまのお振る舞いは、雅子さまも同様で、お母さまから受け継がれたのだと思われます」(西出さん、以下同)
母娘で共通する“思いやり”は、お出ましになるたびに感じられると西出さん。
「おふたりとも、公務の場では自ら質問やお声がけをなさいます。出会う人や訪問先について持たれている強いご関心が、積極的な交流という型につながっているのだと思います。
おふたりから話を振っていただけると、“興味を持ってくださっている”と感じることができ、誰でも幸せな気分になりますよね。9月におひとりで新潟県を訪問された際も、笑顔でのコミュニケーションが光っていました」
親子間の共通点もある一方で、愛子さまならではの“愛嬌”もあるという。
「愛子さまは、お手を振る際、ほかの皇族方よりも大きい所作をなさるので、より親近感を抱かせてくださいます。愛子さまが初めておひとりの地方公務として佐賀県を訪問された際のことです。
表情からは緊張が見てとれましたが、それでも沿道に集まった人々に、車窓から手が外に出そうになるほど大きなお手振りをされていて。歓迎の気持ちに心から応えようというお気遣いが伝わりました」
常に周囲への思いやりを欠かさないご姿勢。これこそが愛子さまが多くの国民から愛され、尊敬される理由だと西出さんは総括する。
「雅子さまから受け継いだマナーと、愛子さまらしいお振る舞いは、今後、公務を重ねられることで、さらにブラッシュアップされるでしょう。国民からの支持はますます上がっていくのでは」











