《ファッション》「可憐さと上品さの共存」根底には雅子さまの愛
愛子さまのご成長をわが子のように見守ってきた人は多いのでは。早いもので、愛子さまも今年で24歳。かわいらしいお嬢さまから、大人のレディーへの階段を上られている。それでも“愛子さま流ファッション”には幼少期から変わらぬ上品さがある。
「愛子さまのファッションといえば“フェミニン”というイメージを抱く人が多いかもしれませんが、“甘さと辛さの絶妙なバランス”。これこそが最大の特長だと感じます」
こう語るのはファッションジャーナリストの日置千弓さん。愛子さまのファッションの変遷についてこう振り返る。
「幼少期にお召しになっていたお洋服を見ると、ギャザーやリボンなど、かわいらしいワンポイントが入った1着も、ベースの色みにはライトグレーといった落ち着いたカラーが取り入れられていたりと、甘さと辛さのバランスが本当に絶妙。これは、エレガントでシンプルなデザインを好まれる雅子さまの影響が大きいと私は見ています」(日置さん、以下同)
雅子さまイズムを感じさせるコーディネートは、成年皇族となられた今も随所で輝いているという。特に印象深かったのは今年5月に万博を視察された際の装いだそう。
「この日の愛子さまは珍しくパンツスーツをお召しになっていました。パンツスタイルといえば雅子さまが思い浮かびますよね。キャリアウーマンのご経験がにじむパンツスーツスタイルを皇室で確立されたのは雅子さまといっても過言ではありません。愛子さまも雅子さま同様、パンツスーツがお似合いになられていました」
この日のファッションは、雅子さまの面影を感じさせながらも、愛子さまらしさがにじんでいたと日置さんは語る。
「パンツスタイルはキリッとして見える一方で、威圧感を与えてしまうケースもあります。しかし、明るい色みのスーツを柔らかいご性格の愛子さまが着用されることで、知的で誠実な印象と、優しいお人柄が同時に伝わります。バランスの取れた素晴らしいコーディネートでしたね」
明るい色使いが、ほかの皇族方とは異なる、“愛子さま流”ファッションの要だそう。
「愛子さまは淡いパステルカラーのお召し物をよく着用されていますね。幼少期から変わらないフェミニン志向が垣間見えます。淡いピンクやブルーのお洋服を愛子さまがお召しになると、まるでお花が咲いたかのような華やかさと可憐さに目を奪われます。
女性がいちばん美しい時期は、大学を卒業して、社会人になったあたり、今の愛子さまくらいのタイミングだと私は思うんです。だからこそ、愛子さまが淡いカラーのお洋服をお召しになると気品のあるバラのような印象を受けます」
愛子さまはなぜ愛されるのか。日置さんは次のように結論づける。
「愛子さまのファッションの根底には“雅子さまの愛”が感じられます。ファッションの細かな部分から雅子さまをお手本になさっていることが伝わりますよね。その上でご自分らしさを表現されているからこそ、可憐かつ上品で、多くの人を魅了しているのではないでしょうか」











