「こむら返り」リセット法

 毎日続ければ予防に

手順(やり方)
 椅子に深く座り、片方の足を少し浮かせる。足首の関節を限界まで手前に曲げてから伸ばす。

効果と解説
 足首を曲げる、伸ばすを「限界まで」やることで腱紡錘にしっかり刺激が入り、センサーが正常化する。ただし動きを止めると“つり”も誘発しやすいので、動かし続けること!

《POINT》
(1)5秒かけて足首の関節を手前に限界まで曲げる
(2)限界に達したら動きを止めず、また5秒かけて限界まで伸ばす。
 左右それぞれ3回ずつ行い1セット。片足30秒ずつ、両足でたった1分でOK!

「かかとプッシュ法」

 突然のこむら返りに対策を!

かかとプッシュ法
かかとプッシュ法

手順(やり方)
(1)上体を起こし、こむら返りが起きた側の膝をしっかり抱える
(2)つった側と反対の手でつった足のかかとをつかむ
(3)かかとをぐいっと押し込むようにして、足首を曲げるように動かす
(4)こむら返りがおさまるまで(2)→(3)を繰り返す

《POINT》(3)のイメージがつかみにくい人は、土踏まずのあたりを握り、足の甲をすねに近づけるようにして足首の関節を曲げるとよい

北城雅照先生●整形外科医として医療法人社団円徳を牽引。再生医療やリハビリテーションに力を入れ、最新の医療技術を取り入れた治療を提供する。SNSでも積極的に発信中。
北城雅照先生●整形外科医として医療法人社団円徳を牽引。再生医療やリハビリテーションに力を入れ、最新の医療技術を取り入れた治療を提供する。SNSでも積極的に発信中。

教えてくれたのは……北城雅照先生●整形外科医として医療法人社団円徳を牽引。再生医療やリハビリテーションに力を入れ、最新の医療技術を取り入れた治療を提供する。SNSでも積極的に発信中。著書に『足の名医がついにたどりついた こむら返りと手足のつりリセット法』(アスコム)がある。

北城先生の著書『足の名医がついにたどりついたこむら返りと手足のつりリセット法』(アスコム)※画像をクリックするとAmazonの商品ページにジャンプします。

取材・文/冨田ひろみ