冷えは大敵と心得て、家中を暖かく保つ
寒い時季に綾菜さんが心がけていることのひとつが、部屋の暖房だ。
「高齢になると室温の変化を感じにくくなると知り、家の中の温度管理をしやすくするために戸建てからマンションに引っ越しました。寒い季節になると、私の部屋以外は常に暖房をつけて暖かくしています」
また、日頃から身体を冷やさないような工夫をしているという。
「加トちゃんは裸足(はだし)でいるのが好きで、靴下をはくのが苦手。靴下をはくと滑りやすくもなるので、私も無理にはかせることはしていません。その代わり、足首を温められるよう短いレッグウォーマーを着けてもらっています。
首にはネックウォーマー、お腹まわりには腹巻きを着け、暖かい長袖を着て手首を冷やさないようにもしています。最近は、旅行先の温泉旅館でおそろいで買った室内用のポンチョを羽織って背中や肩も温めるように。私も愛用しているのですが、けっこう身体が温まるんです」
ちなみに、茶さんが使っているレッグウォーマーなどはドラッグストアなどで手軽に手に入るものばかり。
「レッグウォーマーもネックウォーマーもドラッグストアやコンビニで買うこともあります。消耗品ですし、とにかくすぐ必要な時に常に用意できるよう質より量ですね」
以前は貼るカイロを使って身体を温めていたことも。
「両足のふくらはぎに3枚ずつと、背中の腎臓のあたりに2枚、仙骨に1枚で一日に9枚、カイロを貼ることもありました。身体は温まっていたのですが、はがし忘れて低温やけどになるのが怖いなと思いまして。レッグウォーマーなどを使って身体を温めるようになりました」
食事面でも温かいものをとって身体の内側から温めることも大切だ。
「鍋を食べると身体が温まりますよね。最近、野菜がお高めなので、2~3種類の野菜だけでおいしくできるような鍋をよく作っています。より身体が温まるように、どの鍋にもしょうがやにんにくをたっぷり入れるようにしています」
冷え対策には入浴が有効だといわれているが、綾菜さんのおすすめは足湯。
「加トちゃんの場合、毎日、お風呂に入るのは体力的にしんどいみたいなんです。だからお風呂は2日に一度くらいで、代わりに足湯をして身体を温めています。年齢的に肌が弱くなっているので、足湯の後には保湿クリームを塗ってあげるようにしています」
加藤家の冬の掟
1)首・手・足の3首を温める
2)足湯で身体を温める
3)しょうが、にんにくを使って料理する











