そしてトレーニングだけではなく、食生活も影響が大きいそう。

タンパク質・脂質を適切にとることは、筋肉量やホルモンバランスの維持に欠かせません。バランスの取れた和食に、フルーツをプラスするのが良いですね。また年齢を重ねると消化酵素が不足しがちで、タンパク質をしっかりとってもアミノ酸やペプチドに分解しづらくなります。よく噛んで食べることで、消化吸収を促していきましょう

改善しなければクリニックの利用も

 悩みが改善しなければ、気軽にクリニックに相談してほしいと櫻井医師は言う。

電磁波によって筋肉の収縮を促し骨盤底筋を鍛える機械・エムセラや、膣ハイフという施術もあります。ハイフは膣に機械を挿入し熱を加えることで引き締めていきます。膣の壁が薄くなるのも潤い不足の原因なので、熱を加えることでふっくらさせて改善していきます

 そのほか、最近は再生医療も注目されている。

当院でも幹細胞培養上清液という成長因子を多く含んだものを膣壁に注入し、潤いを上げる方法も取り入れています

 自分らしく生きるためにも、フェムケアに目を向けるのは大切だ。

50~60代は自由な時間が増える世代です。だからこそ、女性特有の悩みで楽しめないのはとてももったいない。ご自身の人生を取り戻すためにも、気軽にご相談いただきたいですね

骨盤底筋を鍛えるゲーゲル体操

1・あおむけの状態で足を肩幅に開き、膝を立てる

2・息を吐きながらお尻を上げ、肩・背中・腰が一直線になるまで引き上げる。そのまま3秒キープし、息を吸いながら元の姿勢に戻る

取材・文/植田沙羅

櫻井夏子先生 サイトリ杉山美容クリニック院長。専門は美容皮膚科・整形外科。2017年に順天堂医学部付属順天堂医院・整形外科入局。2022年よりNEXUSクリニックでの勤務を経て、2024年より現職。フェムケアを広める医師としてメディア出演や著書多数。