・『ギャラガ』3月14日ーナムコ
ゲームセンターで大人気のアーケードゲーム『ギャラガ』をファミコンに移植した作品。宇宙空間で編隊を組んで飛んでくる昆虫のような敵「ギャラガ」を全て撃破するとステージクリア。ボスキャラが放つ“トラクタービーム”を自機が受けると一時的に“捕虜”となり、新たな自機で救助すると合体して「デュアル・ファイター」に。
1機を失うリスクがあるためにトラクタービームを回避するか、それとも攻撃力アップを優先するかでプレイスタイルも分かれた。
・『サッカー』4月9日ー任天堂
ファミコン初のサッカーゲームで、操作方法は「十字ボタン」と「Aボタン(シュート)」「Bボタン(パス)」とシンプルで、選手はキーパーも含めて6人と現在のフットサルに近い。現在のサッカーゲームのように戦術や多彩なモーションはないが、オフサイドルールも適用され、ハーフタイムでなぜか「チアリーディング」応援演出もあったり、制作者のこだわりと情熱がうかがえる。大人気だった『キャプテン翼』の影響もあってか、153万本を売り上げた大ヒット作。
ジャッキー・チェン人気でカンフーゲーム
・『イー・アル・カンフー』4月22日ーコナミ
ジャッキー・チェンら香港スターによるカンフー映画人気の真っ只中、主人公がカンフーを駆使して“棒使い”や“チェーン使い”といった敵キャラを倒していく格闘ゲーム。2プレイ対戦こそできないが、1対1でライフゲージを削り合うゲームシステムは以後の対戦格闘ゲームの基礎を作った。
ちなみに任天堂HPを確認すると、個性豊かな敵キャラたちは《悪行を重ねるチャーハン族》とのこと。40周年にして初耳の情報である。
・『忍者くん 魔城の冒険』5月10日ージャレコ
赤い忍び装束をまとった「忍者くん」が、岩場やお城に巣食う敵忍者や妖怪を手裏剣で倒してお姫様を救出。クリアするごとに難易度が上がっていき、コンテニュー機能がなかった時代、ゲームオーバーで最初から何度も挑戦し直すのもファミコンゲーム“あるある”。同じく1985年11月15日発売の『忍者じゃじゃ丸くん』にもつながる人気シリーズに。











