・『ちゃっくんぽっぷ』5月24日ータイトー
見た目に可愛らしい「ちゃっくん」が主人公で、さまざまな仕掛けがある迷路状のステージ内で捕獲された「ハート」を開放していくアクションゲーム。この「ちゃっくん」が見た目とは裏腹に、天井に逆さに張り付いたり、足が伸びたり、はたまた爆弾を扱ったりと“クセ強め”なキャラクター。パズル要素もある世界観に、思わずハマった人も多いのでは?
・『スパルタンX』6月21日ー任天堂
1984年公開のジャッキー・チェン主演映画『スパルタンX』を題材にしたゲーム。主人公「トーマス」が囚われた恋人「シルビア」を救出するため、ステージに現れる「掴み男」ら敵、各階のボスキャラを倒していく。映画との版権上の問題か、一時は『KUNG FU』(クンフー)のタイトルに変更されての販売され、現在はレアソフトとしてレトロゲーム界隈で高値取引されている。
ステージ24周クリアすると、助けたはずのシルビアが敵となって襲ってくる、などと当時の漫画作品で描かれた“デマ裏技”も広がるなど、何かと物議を醸した名作でもある。
高橋名人の「16連射」が冴え渡る
・『ハイパーオリンピック』6月21日ーコナミ
当時、1984年のロサンゼルス五輪で、4種目で金メダルを獲得したカール・ルイス人気の背景もあってか、オリンピックを題材にしたスポーツゲームとして発売。競技の勝敗を決めるのはとにかく“連打”。新記録を出したい、友だちに勝ちたいがためにメダルや硬貨でボタンを擦ったり、定規をしならせた反動で弾いたりと連打連打。おかげでコントローラーボタンをつぶしてしまう“オリンピアン”も続出。
ちなみに1986年に発売した、マット型コントローラーの上で実際に走ってゲーム操作する『ファミリートレーナー』と混同しがちだが別ゲーム。
・『スターフォース』6月25日ーハドソン
宇宙戦闘機を操作してパワーアップをしながら空中の敵機、地上物を撃破していくシューティングゲームの金字塔。ハドソン主催の全国大会「ゲームキャラバン」の種目にもなり、ハイスコアを目指して何度も繰り返してプレイして競い合った姿は、現在の『eスポーツ』にも通じる。
後継作『スターソルジャー』(1986年)ではさらに熱が高まり、高橋名人と毛利名人によるゲーム公開対決はなんと映画化。オープニングで高橋名人が「16連射」でスイカを真っ二つに割る演出に、子どもたちは度肝を抜かれた。











