・『1942』12月11日ーカプコン
『モンスターハンター』『バイオハザード』『ストリートファイター』などの大ヒットシリーズを生み出した、カプコン記念すべきファミコンソフト第一弾。第二次世界大戦が背景も、プレイヤーが操作するのは米軍戦闘機。日の丸をつけた日本軍を相手に、ミッドウェーやサイパンのほか、硫黄島や沖縄などの全32ステージで敵機を殲滅する。時代背景を知る今となっては、少々センチになるゲームだ。
・『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』12月16日ーバンダイ
藤子不二雄による漫画、アニメ『オバケのQ太郎』の世界観をゲーム化。主人公「Q太郎」が犬の攻撃をかわしつつ、アイテムを集めてゴールを目指すのだが、ゲーム中に減り続けるパワーゲージの管理がとにかく難しい。当時は全面クリアする猛者もわずかで、今でもエンディグがあるのかどうかも定かではない。
通常ソフトの色は淡いイエローだが、イベント企画の景品となった非売品のゴールドソフトは、十万円の値もつくお宝ソフトになっている模様。もしも実家に眠っているのなら探したい。
ファンシーな世界観でいじわるプレイ
・『ボンバーマン』12月19日ーハドソン
ステージ上のキモかわいい敵キャラを爆弾で倒し、ブロックで隠された出口でクリアできる。アイテムをとると爆弾がパワーアップしていくも、強化しすぎてプレイヤーも爆風に巻き込まれることも。続編シリーズでは対戦プレイも可能になり、アイテムの取り合いや爆弾配置などの駆け引きも楽しめた。
公式によると主人公の「ボンバーマン」は、『ロードランナー』(1983年)の主人公「ランナーくん」の過去の姿とのこと。エンディングで明かされる“繋がり”が胸熱。
・『ぺんぎんくんwars』12月25日ーアスキー
主人公のペンギンくんがパンダやクマ、コアラを相手に「ドジボール」大会優勝を目指す、“ドッジボール”型アクション。コート上の10個のボールを全て敵陣地に投げ込めばクリアだが、相手も負けじと投げ返してくるので、いかに相手にぶつけてダウンさせるかが勝敗のカギ。見た目かわいいファンシーな世界観とは裏腹に、いじわるプレイを楽しんだりと単純だからこそ性格が出るゲームだった。
他にも紹介しきれない、各々にとっての思い入れがある、スーパーマリオブラザーズにも劣らない1985年の特別なソフトもあるだろう。年末年始の冬休みにプレイしてみれば、懐かしさと同時に当時とは少し違ったファミコンの楽しさを再発見できるかもしれない。











