また、情報を収集できるスマホは、災害時には欠かせないアイテム。電池切れを防ぐためモバイルバッテリーは必携しておきたい。

 地震が起きると、被災地周辺は電波障害が起きたり、大量アクセスにより通信ができなくなりがちだ。ただ、そのような場合でも遠距離通話は可能な場合が多いので、遠く離れた親戚や縁者を中継地点にすれば、互いの安否確認ができる。

避難所生活での心構えと生き延びるための法則

 自宅が倒壊、浸水などで避難所を利用する際に、注意すべきことはあるのだろうか。

「避難所は非日常の場です。自宅や家族を失い、通常の精神状態ではなくなる。自暴自棄になって窃盗や盗撮、性的暴行事件が起こることもあります。女性は1人で行動しないようにしてください」

 避難所に行く際は、救助されやすい派手な色の洋服を着たほうがよいが、避難所に着いたら反対に、地味な格好をして肌の露出は控えるようにするのが鉄則とのこと。

「避難所に自治体職員やボランティアが入るのは災害から数日後になるので、秩序が保たれていないことも多々あります。場所は早い者勝ちのため、寒い場所やトイレ近くしかスペースがないことも。親戚や知人宅に避難できるなら、そうしたほうがベターかもしれません」

 災害時の生存時間を示すものに「333の法則」というものがある。人間は「3分間呼吸ができない」「3時間体温が維持できない」「3日間水を摂取できない」と命が尽きてしまう。

「冬の防災で大切なのは、寒さ対策。使い捨てカイロや寝袋などを、この時季は備えておきたいものです」