自民党の麻生太郎副総裁が、2月4日に奈良県内で演説を実施。いつものように飛び出した切れ味鋭い発言が大いに物議を醸している。
聴衆を沸かせた麻生太郎副総裁
演説場所には開始の1時間以上前から多くの聴衆が詰めかけ、警察による厳重な警備も。そこに登場した麻生氏は、まず高市内閣の成果を強調。その後、「その前の1年3カ月の間、前総理の時は、残念ながらどよーんとしていた。何も動かなかったじゃないか」と語って聴衆を沸かせた。
連立相手が公明党から日本維新の会に代わったことについては、「いいこともあった。“比例は公明党と書いてください”なんてくだらないことは言う必要はありません」ときっぱり。
「麻生氏が安全保障観が異なる公明党に不信感を抱いていたのは有名な話。2023年に福岡でおこなわれた講演で、麻生氏が公明党幹部らを名指しして“一番動かなかったガンだった”と発言した一件を覚えている人も多いでしょう。今回の公明党に関する発言は不用意に敵を増やしかねない危険なものでしたが、現地ではウケていたようです」(政治ライター)
しかし相変わらずの失言も。演説の中で麻生氏は、「国民新党を連立のパートナーに選びました」と発言。「我々としてはいろいろ考えた末、国民新党と連立を組むという決定をしたわけです」と、日本維新の会を国民新党と間違えて連呼した。
安全保障については「自民党が誕生した70年前に、北朝鮮からミサイルが飛んでくることを心配するようなことはなかった。台湾関係も中国の船がいっぱい出てきて、日本の船がせき止められる心配をする必要もなかった。仮にあるとしたら間違いなくアメリカが排除してくれた。その排除する力がアメリカではなくなった」と熱弁。
「防衛費を上げただけでは防衛はできない。いざとなったら国民のために使う、という国民的合意がいるんです」と主張した。
加えて「防衛費、そしてそれを使うという国民的合意、もうひとつ要ります。うちはやられたらやり返すよ、やりかえす力も国民的合意もあるよということを相手に知らせて、3つ揃って抑止力というんです」とも。
















